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ネイティヴ・サン―アメリカの息子―

リチャード・ライト/著 、上岡伸雄/訳

1,210円(税込)

発売日:2022/12/23

  • 文庫
  • 電子書籍あり

ブラック・ライブズ・マターはここから始まった。20世紀アメリカ文学最大の問題作!

1930年代、大恐慌下のシカゴ。アフリカ系の貧しい青年ビッガー・トマスは、資本家令嬢で共産主義に傾倒する白人女性を誤って殺害してしまう。発覚を恐れて首を斬り、遺体を暖房炉に押し込んだその時、彼の運命が激しく変転する逃走劇が始まった――。現在まで続く人種差別を世界に告発しつつ、アフリカ系による小説を世界文学の域へと高らしめた20世紀アメリカ文学最大の問題作が待望の新訳。

目次
第一部 恐怖
第二部 逃亡
第三部 運命
訳者あとがき

書誌情報

読み仮名 ネイティヴサンアメリカノムスコ
シリーズ名 Star Classics 名作新訳コレクション
装幀 (C)Jurien Huggins/カバー写真、Unsplash/カバー写真、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 800ページ
ISBN 978-4-10-240261-0
C-CODE 0197
整理番号 ラ-20-1
定価 1,210円
電子書籍 価格 1,210円
電子書籍 配信開始日 2022/12/23

著者プロフィール

(1908-1960)アメリカ合衆国ミシシッピ州生れ。激しい人種差別のなかで育ったが、15歳の頃に文学に目覚め、19歳で小説家を志してシカゴに出る。さまざまな職業に就きながら文筆の道を模索しつつ、1932年に共産党に入党。主要作品に「アンクル・トムの子供たち」「ネイティヴ・サン」「ブラック・ボーイ」「アメリカの飢え」などがある。晩年は俳句に傾倒し、句集「HAIKU」を発表した。

上岡伸雄

カミオカ・ノブオ

1958年、東京生れ。学習院大学文学部教授、アメリカ文学専攻。著書に『ヴァーチャル・フィクション』など。訳書にグレアム・グリーン『情事の終り』、ベン・ファウンテン『ビリー・リンの永遠の一日』、シャーウッド・アンダーソン『ワインズバーグ、オハイオ』、タナハシ・コーツ『ウォーターダンサー』など多数。

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