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狂った宴

ロス・トーマス/著 、松本剛史/訳

1,100円(税込)

発売日:2024/07/29

  • 文庫

アフリカの楽園に群がる“悪いやつら”の騙し合い……圧巻の政治ブラック・コメディ。

辣腕の選挙請負人シャルテルは、若手広告マンのアップショーと組んで、アフリカの小国アルバーティアの国家元首選出キャンペーンに参入する。資源豊富なこの国で自社に有益となる候補者を当選させるため、二人は手段を選ばない計略を展開。美女に酒に金にと、楽園を舞台に放埒な選挙戦は制御不能な様相を呈していくが……。政治的カオスが激化し、暴力描写も苛烈な、悪党どもの騙し合い。

書誌情報

読み仮名 クルッタウタゲ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 (C)iStock/カバー写真、Getty Images Plus/カバー写真、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 544ページ
ISBN 978-4-10-240313-6
C-CODE 0197
整理番号 ト-25-3
ジャンル 文学・評論
定価 1,100円

著者プロフィール

ロス・トーマス

Thomas,Ross

(1926-1995)オクラホマシティ出身の作家、脚本家。アメリカ、ヨーロッパ、アフリカの各地で、ラジオ局員、国家機関職員、政治記者、編集者などを務めた後、1966年に『冷戦交換ゲーム』で作家デビュー。翌年、同作でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)最優秀新人賞を、1985年には『女刑事の死』(1984年)で同最優秀長篇賞を受賞。『強盗心理学』(1971年)など、オリヴァー・ブリーク名義でも作品を発表している。

松本剛史

マツモト・ツヨシ

1959年和歌山市生れ。東京大学文学部社会学科卒。ブース『暗闇の蝶』、フリーマントル『クラウド・テロリスト』、クーンツ『ミステリアム』、ティンティ『父を撃った12の銃弾』、トーマス『愚者の街』など、訳書多数。

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