
悪なき殺人
935円(税込)
発売日:2023/10/30
- 文庫
真犯人は「偶然」だった――。5つの小さな秘密が大きな悲劇を生む最先端サスペンス。
吹雪の夜、フランス山間の町で一人の女性が殺害された。事件に関係していたのは、人間嫌いの羊飼い、彼と不倫関係にあるソーシャルワーカーとその夫、デザイナー志望の若い娘という、4人の男女。それぞれの報われぬ愛への執着を描く物語は、遠くアフリカに住むロマンス詐欺師の青年の物語と結びつき、やがて不可解な事件の真相を明らかにしていく。思わぬ結末が待ち受ける心理サスペンス。
書誌情報
読み仮名 | アクナキサツジン |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
装幀 | (C)cunfek/カバー写真、iStock/カバー写真、gettyimages/カバー写真、新潮社装幀室/デザイン |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 400ページ |
ISBN | 978-4-10-240351-8 |
C-CODE | 0197 |
整理番号 | ニ-4-1 |
定価 | 935円 |
著者プロフィール
コラン・ニエル
Niel,Colin
1976年パリ郊外生れ。南仏マルセイユ在住。生物多様性保全関連の職に就き、自然公園の設立のために南米の仏領ギアナやカリブ海のグアドループに滞在した経験を持つ。2012年より推理小説を発表し、既刊7作は国内で高い評価を得ている。2017年の『悪なき殺人』でランデルノー賞(ミステリー部門)を受賞。仏領ギアナを舞台にアンドレ・アナート警部を主人公とする「ギアナ・シリーズ」(全4作)で知られる。
田中裕子
タナカ・ユウコ
フランス語翻訳者。訳書に、ボーポミエ『魔法使いたちの料理帳』、リュテル『ナポレオンじいちゃんとぼくと永遠のバラクーダ』、トワナール『グランミシュラン―ミシュラン調査員のことば』ドルヴ『エッフェル塔一創造者の愛』ベレスト『ポストカード』など。
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