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ナショナル・ストーリー・プロジェクトII

ポール・オースター/編 、柴田元幸/訳 、ほか

693円(税込)

発売日:2009/01/01

書誌情報

読み仮名 ナショナルストーリープロジェクト2
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-245112-0
C-CODE 0198
整理番号 オ-9-12
ジャンル エッセー・随筆、評論・文学研究、ノンフィクション
定価 693円

クリスマスの朝、父はその一家を救った。最高のプレゼントで。←ラジオに寄せられた全米の声。オースター精選、嘘のような本当の話。

失業、戦争、身近な人の死。誰の身にも起こりえる、だが決して「普通」ではない瞬間。少女の日のできごと、戦時中の父の逸話、奇怪な夢と現実の符合。深刻だったり、たわいもなかったり、茫然とするほどの暗合に満ちていたり――無名の人々が記憶のなかに温めていた「実話」だけが持つ確かな手触りを、編者オースターが丁寧に掬いとる。無数の物語を編み上げた、胸を打つアメリカの声。

目次
見知らぬ隣人(承前)
ブルックリン・ロバーツ/二人部屋、一泊一三八〇ドル也/怪我の「光明」/雪
戦争
北軍一の俊足/一八六二年のクリスマス/グラッパ山/サヴネー/五十年後/彼は姉と同い年だった/ルイおじさんに賭ける/10(テン)ゴール・プレーヤー/最後の一番/一九四五年八月/ある秋の午後/父さんは神様だと思った/お祝い/一九四五年のクリスマス/記憶のつまったトランク/晴天の遠足/暗がりの一発/マウスケット隊員の告白/いつまでも/一九七五年、ユタ
もしも/トルテリーニの神秘/意図せぬ手助け/区画(プロット)/数学的媚薬/お二人席/スージーはえり好み/第一ボタン/レースの手袋/スーザンからこんにちは/イーディス/魂は飛び去るもの/配達を待って/ポールと凧を揚げた日/愛のレッスン/バレリーナ/フォーチュン・クッキー
遺灰/ハリスバーグ/考えさせられること/おやすみ/木殺しのチャーリー/死者のはったり/私の親友/知らなかった/心停止/祖母のお葬式/ハイ・ストリート/失敗した処刑/幽霊/心臓手術/泣き場所/リー/サウスダコタ/フィルとつながる/手紙/予行演習/無名の決定要因
午前四時五分/深夜の出来事/血/夢判断/ハーフボール/金曜の夜/ファレル/「ジル」/ノルマンディー上陸日/石塀/天国/父の夢/パラレルライフ/アナ・メイ/長い年月
瞑想
裁縫レッスン/日曜日のドライブ/マヨネーズサンド/海辺/長い冬のあと――ワシントンDC/一味違うマティーニ/どこでもない場所/エラ・ローズ・ロドスタはどこに?/ピーター/数の神秘/ホイールキャップ考/アリゾナ州プレスコットのホームレス/芝生の上で/ありきたりな悲しみ
編者より
訳者あとがき
文庫版のための訳者あとがき

著者プロフィール

1947年生れ。コロンビア大学卒業後、数年間各国を放浪する。1970年代は主に詩や評論、翻訳に創作意欲を注いできたが、1985年から1986年にかけて、『ガラスの街』『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』の、いわゆる「ニューヨーク三部作」を発表し、一躍現代アメリカ文学の旗手として脚光を浴びた。他の作品に『ムーン・パレス』『偶然の音楽』『リヴァイアサン』『ティンブクトゥ』『幻影の書』などがある。

柴田元幸

シバタ・モトユキ

1954年、東京生れ。米文学者・東京大学名誉教授。翻訳家。アメリカ文学専攻。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞受賞。『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞受賞。トマス・ピンチョン著『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。アメリカ現代作家を精力的に翻訳するほか、『ケンブリッジ・サーカス』『翻訳教室』など著書多数。文芸誌「Monkey」の責任編集を務める。

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