子どもも家族もぺろり完食! 新渡戸文化子ども園のすごい給食
1,320円(税込)
発売日:2014/12/22
- 書籍
- 電子書籍あり
「鮑子先生のお給食は世界一!!」「ママは2番」と息子がよく言うんです。
生野菜を食べなかった子がサラダ好きに! 魚嫌いが直った! 食の細い子がパクパクおかわりした! 新渡戸文化子ども園の給食には、ママ驚きのエピソードがいっぱい。子どもの好き嫌いや、毎日の料理に頭を悩ませている方にぜひおすすめです。子どもが大絶賛するおいしい給食をおうちでも。親子で一緒に作れるおやつレシピつき。
目次
ある働きママの話から
給食室の鮑子先生より
「食育の新渡戸」を支えるもの
新渡戸文化子ども園の給食
6月、きゅうりの収穫
ママの声を聞いてみました
この本の使い方/だし・スープについて
「食育の新渡戸」を支えるもの
新渡戸文化子ども園の給食
6月、きゅうりの収穫
ママの声を聞いてみました
この本の使い方/だし・スープについて
PART I
新渡戸文化子ども園の 人気給食TOP10大発表!
第2位 鶏のから揚げ
第3位 豆腐入りふわふわハンバーグ
第4位 具だくさん豚汁
第5位 スパゲティミートソース
第6位 エビとそら豆のクリームスパゲティ
第7位 カレーうどん
第8位 冷やしキツネうどん
第9位 マーボー豆腐
第10位 親子どんぶり
コラム1 まごわやさしい給食
第2位 鶏のから揚げ
第3位 豆腐入りふわふわハンバーグ
第4位 具だくさん豚汁
第5位 スパゲティミートソース
第6位 エビとそら豆のクリームスパゲティ
第7位 カレーうどん
第8位 冷やしキツネうどん
第9位 マーボー豆腐
第10位 親子どんぶり
コラム1 まごわやさしい給食
PART II
子どもも家族もよろこぶ 季節の栄養献立 12か月
4月「牛肉とごぼうのまぜ寿司」の春らんまん献立
5月「グリンピースご飯」の緑鮮やか献立
6月「かみかみきんぴら」の噛みごたえ献立
7月「ゴーヤチャンプルー」の沖縄料理献立
8月「ラタトゥユ」の夏野菜たっぷり献立
9月「サンマの塩焼き」の秋の味覚いっぱい献立
10月「月見だんご汁」の秋ふかまる献立
11月「だいこんと長いもの和風グラタン」のまごわやさしい献立
12月「フライドチキン」のクリスマス献立
1月「みそラーメン」の中華風献立
2月「恵方巻き」の節分献立
3月「ちらし寿司」のひなまつり献立
4月「牛肉とごぼうのまぜ寿司」の春らんまん献立
5月「グリンピースご飯」の緑鮮やか献立
6月「かみかみきんぴら」の噛みごたえ献立
7月「ゴーヤチャンプルー」の沖縄料理献立
8月「ラタトゥユ」の夏野菜たっぷり献立
9月「サンマの塩焼き」の秋の味覚いっぱい献立
10月「月見だんご汁」の秋ふかまる献立
11月「だいこんと長いもの和風グラタン」のまごわやさしい献立
12月「フライドチキン」のクリスマス献立
1月「みそラーメン」の中華風献立
2月「恵方巻き」の節分献立
3月「ちらし寿司」のひなまつり献立
PART III
野菜嫌いもパクパク食べる! やさいレシピ
にんじんツナサラダ
わかめサラダ 五目豆のサラダ コーンサラダ
ごぼうのから揚げ
オニオンリング
ひじきとコーンの煮物
白菜と肉だんごのスープ
ミネストローネ
ナムル
にんじんツナサラダ
わかめサラダ 五目豆のサラダ コーンサラダ
ごぼうのから揚げ
オニオンリング
ひじきとコーンの煮物
白菜と肉だんごのスープ
ミネストローネ
ナムル
PART IV
子どももパパも大絶賛まちがいなし! おさかなレシピ
イカのかりんと揚げ
トビウオのしそ焼き
エビカツ
カジキと大豆のあまから揚げ
タラの野菜あんかけ
サワラのマヨネーズ焼き
鮭のごまダレかけ
アジの南蛮漬け
サンマのしょうが煮
コラム2 野菜の切り方を変えればパクパク食べる!
イカのかりんと揚げ
トビウオのしそ焼き
エビカツ
カジキと大豆のあまから揚げ
タラの野菜あんかけ
サワラのマヨネーズ焼き
鮭のごまダレかけ
アジの南蛮漬け
サンマのしょうが煮
コラム2 野菜の切り方を変えればパクパク食べる!
PART V
パパも作ろう! 日曜日の本格カレー&ピザ
人気給食第1位 新渡戸子どもカレー
手作りピザ
人気給食第1位 新渡戸子どもカレー
手作りピザ
PART VI
子どもと一緒に作りたい おやつレシピ
あじさいゼリー
キャロットゼリー
野菜ジャム
みたらしだんご
マカロニきな粉
新渡戸伝統おやつ 3色クッキー
新渡戸伝統おやつ ココアパン
あじさいゼリー
キャロットゼリー
野菜ジャム
みたらしだんご
マカロニきな粉
新渡戸伝統おやつ 3色クッキー
新渡戸伝統おやつ ココアパン
素材別さくいん
書誌情報
読み仮名 | コドモモカゾクモペロリカンショクニトベブンカコドモエンノスゴイキュウショク |
---|---|
発行形態 | 書籍、電子書籍 |
判型 | B5判 |
頁数 | 96ページ |
ISBN | 978-4-10-337051-2 |
C-CODE | 0077 |
ジャンル | クッキング・レシピ |
定価 | 1,320円 |
電子書籍 価格 | 1,056円 |
電子書籍 配信開始日 | 2015/06/19 |
書評
波 2015年1月号より 新渡戸稲造先生の「食育」を子どもたちに
「野菜嫌いが直りました!」「毎日、園からの帰り道には給食の話から会話がスタートします」このような喜びの声が、新渡戸文化子ども園の保護者からは次々に届きます。
新渡戸文化学園は東京都中野区にある、子ども園(幼稚園)から短期大学までを擁する総合学園です。初代校長はあの新渡戸稲造先生。「女性の自立支援」を目指し、1927年に設立されました。新渡戸先生は今から100年ほど前から「女性の活躍」を願い、女子教育に力を注いだ教育者でした。それと同時に、札幌農学校に学んだ日本初の農学博士でもあり、「食」を非常に大事にされた先生でもあります。
そんな新渡戸先生の理念を今に受け継ぐ学園で、「新渡戸文化学園の給食」は生まれ、育まれてきました。学園では、子ども園から高校まで、毎日校内で手作りの給食が提供されています。食の外注化が進む中、これは私立学校の中でも今では非常に珍しい取り組みと言えます。そこまで新渡戸文化学園が「食」にこだわるのは、新渡戸先生の理念がしっかりと根付いているからなのです。
子どもの成長にとって「食」は大変重要なものです。その中でも、幼児期にあたる子ども園の給食は、子どもの体や心の基礎を作る上でとても大切なものと位置づけています。現代は、家庭の食環境が昔とは大きく異なり、大家族でゆっくりと時間をかけて食事をとるような家はだいぶ少なくなりました。働く保護者が増え、食事に時間がかけられなくなった結果、短時間で用意できるものや、子どもがすぐに食べてくれる好きな食べものばかりが食卓に並ぶことも少なくありません。毎日スーパーへ食材を買いに行くことが難しくなった一方、コンビニ総菜や冷凍食品などの手軽な食材が増え、手作りの料理もずいぶん減ってきています。そんな中で、親が毎日食事を手作りしてきた時代に育っている現代の保護者の多くは、自分が親になった今、家庭の「食」のあり方に対して不安やとまどいを感じているのではないでしょうか。「子どもにはきちんとした食事を与えたい。でもなかなか難しい……」そんな気持ちに応えているのが、新渡戸文化子ども園の給食なのだと思います。
給食を毎日作っているのは、管理栄養士の鮑子奈緒美さん。自身も新渡戸文化短期大学を卒業し、学園の「食育」の伝統を受け継いでいる鮑子さんの給食に対する思いは、毎月保護者に配布される献立表からも一目瞭然。毎日のメニューについて、使っている食材や栄養価、季節の風習などさまざまな面からびっしりと詳しく解説されているのです。「勉強になります」「子どもたちのことを大切に思ってくださっていることが伝わります」と、保護者からは感謝の声が多く聞かれます。
2011年に園舎を新しく建設する際、鮑子さんがこだわった点があります。それが給食室に作られた子どもの背の高さの小窓です。もともと給食室はガラス張りで、調理の様子が見られるようになっていますが、この小窓によって子どもたちと会話も出来るようになりました。食事の話はもちろん、「あびこ先生、あのね。」と相談にくる子も少なくないそうです。また、子ども園の畑で育てた野菜を子どもたちが鮑子さんに届けることもあります。子どもたちは、自分で作った野菜は本当によく食べます。食事を作るだけでなく、食の楽しさまでも含めて伝えたいと考える鮑子さんの願いが、こうしたところにもよく表れているのです。
新渡戸文化子ども園は2011年に幼稚園から子ども園になり、共働き保護者をさらに力強く支援し始めました。食事に時間をかけることが難しい家庭からの入園が増え、子ども園の給食を評価する声はこれまで以上に高まっています。「こんなに素晴らしい給食を、もっと世のママたちに伝えたい!」「子どもにせがまれるから、レシピを教えてください」そんな声が多数あがり、本書が生まれることになりました。
本書は、子どもが喜ぶ料理のレシピに留まらず、家族全体で食を楽しめるようにとの願いを込めて構成されています。お子様はもちろん、ご家族の「食」のヒントになる情報が満載です。多くの方にお手にとっていただき、食卓での笑顔が世の中に増えることを願っております。
新渡戸文化学園は東京都中野区にある、子ども園(幼稚園)から短期大学までを擁する総合学園です。初代校長はあの新渡戸稲造先生。「女性の自立支援」を目指し、1927年に設立されました。新渡戸先生は今から100年ほど前から「女性の活躍」を願い、女子教育に力を注いだ教育者でした。それと同時に、札幌農学校に学んだ日本初の農学博士でもあり、「食」を非常に大事にされた先生でもあります。
そんな新渡戸先生の理念を今に受け継ぐ学園で、「新渡戸文化学園の給食」は生まれ、育まれてきました。学園では、子ども園から高校まで、毎日校内で手作りの給食が提供されています。食の外注化が進む中、これは私立学校の中でも今では非常に珍しい取り組みと言えます。そこまで新渡戸文化学園が「食」にこだわるのは、新渡戸先生の理念がしっかりと根付いているからなのです。
子どもの成長にとって「食」は大変重要なものです。その中でも、幼児期にあたる子ども園の給食は、子どもの体や心の基礎を作る上でとても大切なものと位置づけています。現代は、家庭の食環境が昔とは大きく異なり、大家族でゆっくりと時間をかけて食事をとるような家はだいぶ少なくなりました。働く保護者が増え、食事に時間がかけられなくなった結果、短時間で用意できるものや、子どもがすぐに食べてくれる好きな食べものばかりが食卓に並ぶことも少なくありません。毎日スーパーへ食材を買いに行くことが難しくなった一方、コンビニ総菜や冷凍食品などの手軽な食材が増え、手作りの料理もずいぶん減ってきています。そんな中で、親が毎日食事を手作りしてきた時代に育っている現代の保護者の多くは、自分が親になった今、家庭の「食」のあり方に対して不安やとまどいを感じているのではないでしょうか。「子どもにはきちんとした食事を与えたい。でもなかなか難しい……」そんな気持ちに応えているのが、新渡戸文化子ども園の給食なのだと思います。
給食を毎日作っているのは、管理栄養士の鮑子奈緒美さん。自身も新渡戸文化短期大学を卒業し、学園の「食育」の伝統を受け継いでいる鮑子さんの給食に対する思いは、毎月保護者に配布される献立表からも一目瞭然。毎日のメニューについて、使っている食材や栄養価、季節の風習などさまざまな面からびっしりと詳しく解説されているのです。「勉強になります」「子どもたちのことを大切に思ってくださっていることが伝わります」と、保護者からは感謝の声が多く聞かれます。
2011年に園舎を新しく建設する際、鮑子さんがこだわった点があります。それが給食室に作られた子どもの背の高さの小窓です。もともと給食室はガラス張りで、調理の様子が見られるようになっていますが、この小窓によって子どもたちと会話も出来るようになりました。食事の話はもちろん、「あびこ先生、あのね。」と相談にくる子も少なくないそうです。また、子ども園の畑で育てた野菜を子どもたちが鮑子さんに届けることもあります。子どもたちは、自分で作った野菜は本当によく食べます。食事を作るだけでなく、食の楽しさまでも含めて伝えたいと考える鮑子さんの願いが、こうしたところにもよく表れているのです。
新渡戸文化子ども園は2011年に幼稚園から子ども園になり、共働き保護者をさらに力強く支援し始めました。食事に時間をかけることが難しい家庭からの入園が増え、子ども園の給食を評価する声はこれまで以上に高まっています。「こんなに素晴らしい給食を、もっと世のママたちに伝えたい!」「子どもにせがまれるから、レシピを教えてください」そんな声が多数あがり、本書が生まれることになりました。
本書は、子どもが喜ぶ料理のレシピに留まらず、家族全体で食を楽しめるようにとの願いを込めて構成されています。お子様はもちろん、ご家族の「食」のヒントになる情報が満載です。多くの方にお手にとっていただき、食卓での笑顔が世の中に増えることを願っております。
(なかはら・ひでおみ 医学博士・新渡戸文化短期大学学長)
著者プロフィール
鮑子奈緒美
アビコ・ナオミ
新渡戸文化子ども園管理栄養士。東京文化短期大学(現新渡戸文化短期大学)を卒業後、東京都中野区の公立小学校で10年間栄養士を務めました。恩師の新渡戸文化短期大学大島恵子教授の勧めで、新渡戸文化学園に移り今に至ります。中野区立の小中学校の給食には、今日まで代々受け継がれているレシピがあり、私のレシピにも中野区レシピがミックスされています。例えば、大人気の新渡戸子どもカレー。赴任当時、園には、「刺激物を子どもに食べさせない」という考え方から、スパイスを使った献立はありませんでした。子どもの食体験を広げたい、そんな思いで、中野区のカレーレシピをアレンジして取り入れました。新渡戸文化子ども園の給食レシピは、新渡戸文化学園に受け継がれる「新渡戸レシピ」と、中野区の給食(中野区育ちのソウルフード)が2大ルーツと言えるかもしれません。
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