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落雷はすべてキス

最果タヒ/著

1,430円(税込)

発売日:2024/01/31

  • 書籍
  • 電子書籍あり

祈りと予感に満ちた言葉が世界の極北を切り開く、最果タヒの最前線。

読む人の世界の美しさのきっかけになりたい――。webマガジン「yom yom」掲載詩を中心に、「最果タヒ書店」のグッズ、雑誌、SNS発表作品を加えた44編を収録。詩の映画化、個展、作詞、街とのコラボレーションなど、ジャンルを超え続ける詩人が、言葉にならない思いを紡ぎ、未知の感覚を呼びさます最新詩集。

目次
上弦の月の詩/指輪の詩/最小の星座/残暑の詩/川底の詩/氷柱/真珠の詩/雪/衛星の詩/運命/湖の詩/1/7000000000/夕焼けの詩/吹雪/光の注文/涙の詩/こいぬ座の詩/水たまり/天の川/砂漠/新しい日/日没の詩/BABY/2022/銀木犀の詩/波音の詩/宝石/開かれた本から心臓の音がする。/赤/浅瀬/線香花火の詩/それから/金色の詩/陽/朝日/新月の詩/満月の詩/幸せ/薔薇/指輪/本棚の詩/麻酔/天使と人/The Kiss/あとがき

書誌情報

読み仮名 ラクライハスベテキス
装幀 佐々木俊/ブックデザイン
雑誌から生まれた本 yom yomから生まれた本
発行形態 書籍、電子書籍
判型 四六判変型
頁数 96ページ
ISBN 978-4-10-353812-7
C-CODE 0092
ジャンル 詩歌
定価 1,430円
電子書籍 価格 1,430円
電子書籍 配信開始日 2024/01/31

書評

最果タヒ『落雷はすべてキス』にあてて

池辺葵

[マンガ書評]池辺 葵/最果タヒ『落雷はすべてキス』にあてて1

[マンガ書評]池辺 葵/最果タヒ『落雷はすべてキス』にあてて2

(いけべ・あおい 漫画家)

波 2024年3月号より
単行本刊行時掲載

著者プロフィール

最果タヒ

サイハテ・タヒ

詩人。1986年生まれ。2004年よりインターネット上で詩作をはじめ、翌年より「現代詩手帖」の新人作品欄に投稿をはじめる。2006年、現代詩手帖賞受賞。2007年、第一詩集『グッドモーニング』を刊行。同作で中原中也賞を受賞。以後の詩集に『空が分裂する』、『死んでしまう系のぼくらに』(現代詩花椿賞)、『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(2017年、石井裕也監督により映画化)、『愛の縫い目はここ』、『天国と、とてつもない暇』、『恋人たちはせーので光る』、『夜景座生まれ』、『さっきまでは薔薇だったぼく』、『不死身のつもりの流れ星』、『落雷はすべてキス』がある。2017年に刊行した『千年後の百人一首』(清川あさみとの共著)では100首を詩の言葉で現代語訳した。2018年、案内エッセイ『百人一首という感情』刊行。小説作品に『星か獣になる季節』、『渦森今日子は宇宙に期待しない。』、『十代に共感する奴はみんな嘘つき』など、エッセイ集に『きみの言い訳は最高の芸術』、『「好き」の因数分解』、『コンプレックス・プリズム』、『恋できみが死なない理由』など、絵本に『ここは』(及川賢治/絵)、翻訳作品に『わたしの全てのわたしたち』(サラ・クロッサン/著、金原瑞人との共訳)がある。

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