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「科学的」は武器になる―世界を生き抜くための思考法―

早野龍五/著

1,650円(税込)

発売日:2021/02/25

書誌情報

読み仮名 カガクハブキニナルセカイヲイキヌクタメノシコウホウ
装幀 新潮社装幀室/装幀
発行形態 書籍、電子書籍
判型 四六判
頁数 252ページ
ISBN 978-4-10-353861-5
C-CODE 0030
定価 1,650円
電子書籍 価格 1,650円
電子書籍 配信開始日 2021/02/25

ビジネスマンから学生まで必読! いま私たちに必要な〈これからの教養〉。

あの原発事故直後からツイッターでの情報発信が注目され、福島の放射線調査に大きな役割を果たした「科学者によるSNS発信のパイオニア」が授ける新・教養。研究室を飛び出し世間を奔走した物理学者は、サイエンスをいかに仕事に活かしてきたのか。不安と流言の時代に「ぶれない軸」で判断するための強力な羅針盤。

目次
はじめに 科学という羅針盤
科学者は“答え”を知っている人?
「世界」から「世間」へ移って分かったこと
共通するプロの仕事――プロジェクトを率いる、情報を発信する、人を育てる
科学的思考を軸に判断する
第1章 世界への扉――松本
顕微鏡から見えた「もうひとつの世界」
機械はまず自分でいじる
100点よりも上の領域――ヴァイオリンとの出会い
アメリカ演奏旅行の衝撃
「世界にライバルがどれだけいるか考えなさい」
第2章 「自分でやる」を叶える土台――アメリカ〜カナダ
遊び道具はコンピュータ
「研究は自分でやるもの」――楽しそうに放任する恩師
1973年の放射能汚染
ノーベル賞学者をファーストネームで呼ぶ風土
宇宙の始まりを知る装置
“置き去り”が人を育てる
偶然生まれた出世作の博士論文
第3章 人がやらないことを見つける――つくば
アマチュアの心で、プロの仕事をする
くすぶる科学者――残り続けた「医師」への思い
「役に立つ学問」とはなにか?
僕が見つけた日本最初のハッカー
東京大学歌舞伎ゼミ
科学者のチーム論――いきなりプロジェクトリーダーに
第4章 枠の外からエサを狙う生き方――ジュネーヴ
研究にもマネジメントが必要だ(あと炊事係も)
その名は「ASACUSA(アサクサ)」――CERN研究所
科学は間違えるが、いずれ「間違っていた」と必ず分かる
「おもしろい」で人を説得する覚悟
基礎物理定数をちょっと書き換えた
goal-orientedか、curiosity-drivenか
科学は科学者たちのバトンリレー
第5章 社会のための科学者――福島
2011年3月11日、科学者の「発信」が始まった
そのデータは「普通の人」にとってどんな意味があるか?
つぶやかない一線、政治との距離のとり方
「科学技術コミュニケーション」に思うこと
内部被ばくという新たな問題
給食を測ろう、赤ちゃんを測ろう
“科学的に意味がない調査”をする社会的意味
学校教育だからできること――福島高校の授業から
その時、僕は59歳だった
第6章 科学者の「仕事」――東京
ヴァイオリン修業、再び
「音楽」と「教育」を科学したら?
早期教育論に思うこと――「モノになる」ではなく「人になる」
科学者、ほぼ日に入社する
歌舞伎ゼミ、復活
「カリスマ創業者」の後をどうするか?
科学的な思考と経営
おわりに ぶれない軸で世界を歩め
原発事故10年、コロナ禍の科学と社会
国際物理オリンピックと理系教育のいま
「文学部物理学科」――知の理想のかたち

著者プロフィール

早野龍五

ハヤノ・リュウゴ

物理学者。1952年生まれ。東京大学名誉教授、スズキ・メソード会長、株式会社ほぼ日サイエンスフェロー。東京大学理学部物理学科、同大学院理学系研究科修了(理学博士・物理学)。スイスにある世界最大の物理学実験施設CERN(欧州原子核研究機構)を拠点に「反物質」の研究を行い、1998年井上学術賞、2008年仁科記念賞、2009年中日文化賞を受賞。2011年3月以降、福島第一原子力発電所事故に関してTwitterから現状分析と情報発信を行い、福島の放射線調査に大きな役割を果たした。

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