ジャーナリストの条件―時代を超える10の原則―
2,750円(税込)
発売日:2024/04/25
- 書籍
- 電子書籍あり
ニュースがひしめき合う時代に、いかに裏付けを取り、どう伝えるか。
SNS上にデマや誤情報が氾濫し、権力者が都合の悪い情報をフェイクニュースと批判する時代に、いかに真実に迫るか。偽情報や「断言ジャーナリズム」にどう対処するか。匿名情報源をどう扱うべきか。「両論併記」は本当に公正なのか。誤解されがちな客観性の本当の意味とは。メディアの精鋭たちが磨き上げた世界的ロングセラー。
第四版へのまえがき
第1章 ジャーナリズムは何のために
第2章 真実――最も大切で最も分かりにくい原則
第3章 ジャーナリストは誰がために働く
第4章 事実を確認するジャーナリズム
第5章 党派からの独立
第6章 力ある者を監視し、力なき者の声となれ
第7章 開かれた議論の場となるジャーナリズム
第8章 引き込む力、自分とのつながり
第9章 全体像を配分良く
第10章 ジャーナリストは自分の良心に責任を負う
第11章 市民の側の権利と責任
訳者あとがき
原注
索引
書誌情報
読み仮名 | ジャーナリストノジョウケンジダイヲコエルジュウノゲンソク |
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装幀 | 新潮社装幀室/装幀 |
発行形態 | 書籍、電子書籍 |
判型 | 四六判変型 |
頁数 | 544ページ |
ISBN | 978-4-10-507411-1 |
C-CODE | 0030 |
ジャンル | 社会学、マスメディア、思想・社会 |
定価 | 2,750円 |
電子書籍 価格 | 2,750円 |
電子書籍 配信開始日 | 2024/04/25 |
著者プロフィール
ビル・コバッチ
Kovach,Bill
『ニューヨーク・タイムズ』ワシントン支局長、『アトランタ・ジャーナル・コンスティトゥーション』編集者、ハーバード大学ニーマン・フェローシップ運営代表を歴任。憂慮するジャーナリスト委員会の創設者・議長、「ジャーナリズムの真髄プロジェクト」上級顧問も務めた。米コルビー大学「勇気あるジャーナリズムのためのイライジャ・パリッシュ・ラブジョイ賞」、ミシガン大学ウォレスハウス・ジャーナリストセンター「メンターのためのリチャード・M・クラーマン賞」を受賞。『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』『ワシントン・ポスト』『ニュー・リパブリック』をはじめ米内外の新聞雑誌多数に寄稿する。トム・ローゼンスティールとの共著として『ワープの速度 混合メディア時代の米国』『インテリジェンス・ジャーナリズム 確かなニュースを見極めるための考え方と実践』(奥村信幸訳、ミネルヴァ書房)がある。
トム・ローゼンスティール
Rosenstiel,Tom
アメリカ・プレス研究所専務理事、「ジャーナリズムの真髄プロジェクト」の創設者・理事、憂慮するジャーナリスト委員会副議長を務めた。『ロサンゼルス・タイムズ』メディア批評担当、『ニューズウィーク』議会担当キャップを歴任。『ジャーナリズムの新しい倫理 21世紀に向けた原則』をケリー・マクブライドと共編、『明確に考える ジャーナリズムの判断事例』をエイミー・ミッチェルと共編したほか、著書に『おかしな相棒たち テレビと大統領候補が米政治をどう変えたか』『このニュース番組に一言 テレビニュースの質も視聴率も上げる方法』などがある。『エスクァイア』『ニュー・リパブリック』『ニューヨーク・タイムズ』『コロンビア・ジャーナリズム・レビュー』などに寄稿。MSNBC「ザ・ニュース・ウィズ・ブライアン・ウィリアムズ」のメディア批評も担当したほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌でコメント多数。ビル・コバッチとの共著として『ワープの速度 混合メディア時代の米国』『インテリジェンス・ジャーナリズム 確かなニュースを見極めるための考え方と実践』(奥村信幸訳、ミネルヴァ書房)がある。
澤康臣
サワ・ヤスオミ
ジャーナリスト、早稲田大学教授(ジャーナリズム論)。1966年岡山県生まれ。東京大学文学部卒業後、共同通信記者として社会部、ニューヨーク支局、特別報道室などで取材し「パナマ文書」報道のほか「外国籍の子ども1万人超の就学不明」「戦後憲法裁判の記録、大半を裁判所が廃棄」などを独自調査で報道。「国連記者会」(ニューヨーク)理事、英オックスフォード大学ロイター・ジャーナリズム研究所客員研究員なども務めた。著書に『事実はどこにあるのか』(幻冬舎新書)、『グローバル・ジャーナリズム』(岩波新書)など。