
落葉 他12篇
3,080円(税込)
発売日:2007/02/27
- 書籍
落葉(やつら)の喧騒が吹き荒れた後、この町には「死」がひとつ、重く虚しく残された……。
敵視と中傷にさらされたまま、男は死んだ。男をかばい続けた老人、老人の娘、娘の息子。男の棺を前にした彼ら三代の独白(モノローグ)が浮かびあがらせるのは、束の間の繁栄、永遠の荒廃、町が演じた悲喜劇。表題作はじめ、物語の可能性を手探りで確かめながら、生の明滅を凝視して、かの蜃気楼の町マコンド創造に至る、若き日の作品群。
目次
三度目の諦め
エバは猫の中に
死の向こう側
三人の夢遊病者の苦しみ
鏡の対話
青い犬の目
六時に来た女
天使を待たせた黒人、ナボ
誰かが薔薇を荒らす
イシチドリの夜
土曜日の次の日
落葉
マコンドに降る雨を見たイサベルの独白
エバは猫の中に
死の向こう側
三人の夢遊病者の苦しみ
鏡の対話
青い犬の目
六時に来た女
天使を待たせた黒人、ナボ
誰かが薔薇を荒らす
イシチドリの夜
土曜日の次の日
落葉
マコンドに降る雨を見たイサベルの独白
注解
解説
解説
書誌情報
読み仮名 | オチバホカジュウニヘン |
---|---|
シリーズ名 | 全集・著作集 |
全集双書名 | ガルシア=マルケス全小説 |
発行形態 | 書籍 |
判型 | 四六判変型 |
頁数 | 338ページ |
ISBN | 978-4-10-509009-8 |
C-CODE | 0097 |
ジャンル | 文芸作品、評論・文学研究 |
定価 | 3,080円 |
関連コンテンツ
著者プロフィール
ガブリエル・ガルシア=マルケス
Marquez,Gabriel Garcia
(1927-2014)コロンビア、アラカタカ生まれ。ボゴタ大学法学部を中退し、新聞記者となって欧州各地を転々とした後、1955年に処女作『落葉』を発表。1967年『百年の孤独』によって一躍世界が注目する作家となった。『族長の秋』『予告された殺人の記録』『コレラの時代の愛』『迷宮の将軍』など次々と歴史的傑作を刊行し、1982年にはノーベル文学賞を受賞した。
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