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落葉 他12篇

ガブリエル・ガルシア=マルケス/著 、高見英一/訳 、桑名一博/訳 、井上義一/訳

2,640円(税込)

発売日:2007/02/27

  • 書籍

落葉(やつら)の喧騒が吹き荒れた後、この町には「死」がひとつ、重く虚しく残された……。

敵視と中傷にさらされたまま、男は死んだ。男をかばい続けた老人、老人の娘、娘の息子。男の棺を前にした彼ら三代の独白(モノローグ)が浮かびあがらせるのは、束の間の繁栄、永遠の荒廃、町が演じた悲喜劇。表題作はじめ、物語の可能性を手探りで確かめながら、生の明滅を凝視して、かの蜃気楼の町マコンド創造に至る、若き日の作品群。

目次
三度目の諦め
エバは猫の中に
死の向こう側
三人の夢遊病者の苦しみ
鏡の対話
青い犬の目
六時に来た女
天使を待たせた黒人、ナボ
誰かが薔薇を荒らす
イシチドリの夜
土曜日の次の日
落葉
マコンドに降る雨を見たイサベルの独白
注解
解説

書誌情報

読み仮名 オチバホカジュウニヘン
シリーズ名 全集・著作集
全集双書名 ガルシア=マルケス全小説
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 338ページ
ISBN 978-4-10-509009-8
C-CODE 0097
ジャンル 文芸作品、評論・文学研究
定価 2,640円

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著者プロフィール

(1927-2014)1927年コロンビアの小さな町アラカタカに生まれる。ボゴタ大学法学部中退。自由派の新聞「エル・エスペクタドル」の記者となり、1955年初めてヨーロッパを訪れ、ジュネーブ、ローマ、パリと各地を転々とする。1955年処女作『落葉』を出版。1959 年、カストロ政権の機関紙の編集に携わり健筆をふるう。1967年『百年の孤独』を発表、空前のベストセラーとなる。以後『族長の秋』(1975年)、『予告された殺人の記録』(1981年)、『コレラの時代の愛』(1985年)、『迷宮の将軍』(1989年)、『十二の遍歴の物語』(1992年)、『愛その他の悪霊について』(1994年)など次々と意欲作を刊行。1982年度ノーベル文学賞を受賞。

高見英一

タカミ・エイイチ

桑名一博

クワナ・カズヒロ

井上義一

イノウエ・ヨシカズ

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