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もっと高く、もっと大きく、もっと壮麗に。すべては天上の神に近づくため……。

フランス ゴシックを仰ぐ旅

都築響一/著 、木俣元一/著

1,540円(税込)

本の仕様

発売日:2005/01/25

読み仮名 フランスゴシックヲアオグタビ
シリーズ名 とんぼの本
雑誌から生まれた本 芸術新潮から生まれた本
発行形態 書籍
判型 A5判
頁数 143ページ
ISBN 978-4-10-602122-0
C-CODE 0326
ジャンル 建築
定価 1,540円

アミアン、シャルトル、ランス……。人類が最も壮大かつ華麗な建築をめざしたゴシック期の金字塔を巡る、9都市の旅ガイド。これだけは知っておきたい大聖堂のみどころ、ゴシック美術の味わい方をお教えします。都築響一さんがパリのゴシックを捜しもとめた「GOTHIC in Paris」も収録。アクセス・ガイド付。

著者プロフィール

都築響一 ツヅキ・キョウイチ

1956年、東京都生れ。作家、編集者、写真家。上智大学在学中から現代美術などの分野でライター活動を開始。「POPEYE」「BRUTUS」誌などで雑誌編集者として活動。1998年、『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』(筑摩書房)で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。2012年から会員制メールマガジン「ROADSIDERS' weekly」(www.roadsiders.com)を配信中。『TOKYO STYLE』(ちくま文庫)、『ヒップホップの詩人たち』(新潮社)など著書多数。

都築響一の会員制メールマガジン「ROADSIDERS' weekly」 (外部リンク)

木俣元一 キマタ・モトカズ

名古屋大学大学院文学研究科教授(西洋中世美術史)。1957年静岡県生まれ。1976年名古屋大学経済学部に入学、文学部に転部し、辻佐保子教授の下で西洋中世美術史を専攻。1980年同学部卒業。1982年同大学大学院文学研究科博士前期課程修了(哲学専攻美学美術史専門)。同年同研究科博士後期課程に進学。1983年よりフランス政府給費留学生としてパリ第一大学博士課程へ留学(中世考古学専攻)、レオン・プレスイール教授に師事し、1987年博士号を取得。2003年辻壮一・三浦アンナ記念学術奨励金(立教大学)を受賞。2004年名古屋大学にて博士号を取得。著作に『シャルトル大聖堂のステンドグラス』(中央公論美術出版)、共著に『西洋美術館』(小学館)、『図説 大聖堂物語』(河出書房新社)、『フランス ロマネスクを巡る旅』『フランス ゴシックを仰ぐ旅』(ともに新潮社)などがある。

目次


アミアン大聖堂内陣 交差廊から身廊の天井を見上げる


アミアン大聖堂南袖廊《黄金の聖母》
プロローグ ブルゴーニュ地方
木俣元一

アミアンSAINT-DENIS
CathÉdrale Notre-Dame
ようこそ、ゴシックへ

サン=ドニAMIENS
Basilique de Saint-Denis
ゴシック生誕の地は王家の墓所

シャルトルCHARTRES
CathÉdrale Notre-Dame
800年前の巨大タイムカプセル

ランスREIMS
CathÉdrale Notre-Dame
聖処女ジャンヌは大聖堂を目指す

ストラスブールSTRASBOURG
CathÉdrale Notre-Dame
アルザスに咲いた哀しのバラ

ボーヌSTRASBOURG
HÔtel-Dieu
施療院に秘められし
ファン・デル・ウェイデン

ディジョンDIJON
Claus Sluter
中世屈指の彫刻家
スリューテルに会いに

ブールジュBOURGES
CathÉdrale Saint-Étienne
三層式の聖なる空間

ヴァンドームVENDÔME
Église Abbatiale de la TrinitÉ
燃えあがるゴシック最後の炎

中世のパリをもとめて
GOTHIC in Paris
都築響一

ゴシック美術談義

木俣元一

中世美術を見るヒント 木俣元一
1 ゴシックの大聖堂はこうなっている
2 ステンドグラスを読んでみよう
3 天空へのらせん階段
4 マリア様はどう変わったのか?
5 フライング・バットレスの離れ技

旅案内 MAP & GUIDE
パリ・ゴシック・ガイド
本書で紹介したゴシックたち

まとめテーマでくくる 本選びのヒント

担当編集者のひとこと

フランス ゴシックを仰ぐ旅

 大変お待たせしました。2004年11月に刊行した『フランス ロマネスクを巡る旅』に続く「芸術新潮」2002年8月号特集「フランスの歓び」の単行本化第二弾が完成しました。
 本書のテーマは「ゴシック美術」。北フランスの9都市を舞台に、大聖堂をはじめとする人間離れしたスケールの建築、緻密な彫刻、壮大な絵画などを紹介しています。
「芸術新潮」の内容はもちろんですが、新たに「ゴシックの王者」と称される「アミアン大聖堂」と「アルザスの真っ赤な薔薇」と誉れ高い「ストラスブール大聖堂」を取材してきました。「大聖堂へ来たからには、尖塔までのぼるべき」という著者の一人である木俣元一名古屋大学教授のご意見に従い、私たち取材チーム(3人だけですが)も「アミアン大聖堂」の天辺を目指すことに。ほの暗く狭いらせん階段をのぼってようやく辿り着いた尖塔。何と、2時間30分もかかりました! 柵なんてもちろんなかったのですが、その瞬間は達成感に満ち溢れ恐怖心のかけらもなかったのが不思議です。いま考えると冷や汗ものですが……。
「アミアン大聖堂」では、夜になると、スペシャルなライトショーがひらかれています。中央扉口タンパンの中央に鎮座する「最後の審判の審判者キリスト」。すでに建築当初の彩色は失われているのですが、キリストの瞳は青色に、右扉口に飾られる人像円柱「受胎告知の大天使ガブリエル」の衣は黄色に……。中世当時の大聖堂の色彩が光によって見事に再現されているのです。入念な調査と最新の照明技術を駆使したこのショータイムは大聖堂の管理官たちの自慢でもあるようで、「他では見られませんよ!」としきりに言っていたのが印象的でした。しかし、その派手さには私もカメラマンもびっくり! 驚きの変化はこちらをご覧下さい。但し、バカンスシーズンとクリスマスシーズンのみの限定ショーなので、ご注意を。
 都築響一さんによる「GOTHIC in Paris」も必見です。破戒僧(?)に扮した都築さんがパリの街でゴシックを捜しもとめているのですが、その内容たるや、ノートル=ダム大聖堂、サント=シャペルのような正当派からグレヴァン蝋人形館、ゴシック期最古の貴族のトイレのようなキワモノまで、おどろおどろしいラインナップが勢揃い。「パリは多重人格な女」だと語る都築さんが、「パリという女の口説き方」をあなたに伝授します。
 今回も、名古屋大学教授の木俣元一先生がとてもわかりやすくゴシック美術の基本を解説してくださっています。また、丸ごと一冊、高精細印刷でお届けしますので、大聖堂に施された精緻な彫刻の驚くほどクリアな質感をじっくり堪能してください。もちろん、すべてのゴシックへの地図・アクセスガイド付きです。旅の前に、旅のお供、旅の後にぜひ。

2016/04/27

ストラスブール大聖堂の薔薇窓

ストラスブール大聖堂の薔薇窓

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