こんなに面白い東京国立博物館
1,650円(税込)
発売日:2005/04/22
- 書籍
国宝最多所蔵の91件、文字通り「宝の山」を極める徹底ヴィジュアル・ガイド!
博物館は毎日、進化している。「こんなに面白い」東京国立博物館は、どこまで面白くなるのか? 本館(日本ギャラリー)の全面リニューアル、平成館オープン、法隆寺宝物館の全面改築……十一万件を数えるコレクションを所有し、それ自体が重要文化財の建物の細部に眼を凝らせば楽しみが倍加する、巨大なワンダーランドへご招待!
第一部
東京国立博物館
――こんなに美しい建物とこんなに楽しい展示
帝冠様式の代表例 本館
◆日本美術の流れ
◆ジャンル別展示
明治時代の西洋館 表慶館
東京の正倉院? 法隆寺宝物館
世界的規模を誇る 東洋館
◆エジプト、西・東南アジア美術
◆中国美術
◆朝鮮美術
◆大谷探検隊将来品
◆横河コレクション
◆小倉コレクション
平成館
◆考古展示室
博物館ブラブラ散歩
◆転合庵
◆春草廬
◆六窓庵
◆九条館
◆応挙館
◆黄林閣
第二部
こんなこともあった
東京国立博物館の歴史
第三部
こんなに奥が深い
東京国立博物館の内側
◆彫刻
◆書跡
◆絵画
◆武器・武具
◆陶磁
◆漆工
◆金工
◆染織
◆歴史資料
◆資料館
◆収蔵庫・修復
東京国立博物館の秘蔵品
書誌情報
読み仮名 | コンナニオモシロイトウキョウコクリツハクブツカン |
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シリーズ名 | とんぼの本 |
発行形態 | 書籍 |
判型 | A5判 |
頁数 | 168ページ |
ISBN | 978-4-10-602124-4 |
C-CODE | 0300 |
ジャンル | 美術館・博物館、国内旅行 |
定価 | 1,650円 |
担当編集者のひとこと
こんなに面白い東京国立博物館
博物館は日々、進歩している。たとえば、1991年3月に旧版『こんなに面白い東京国立博物館』が刊行された時、コレクション総数は約8万8000件と紹介していたが、現在はほぼ11万件になっている。国宝指定物件は85件だったのが91件に、重要文化財535件は600件をこえた。展示館についていえば、1999年10月に「平成館」が新築オープンして1館ふえ、同年7月には「法隆寺宝物館」が全面改築され、それまで展示館としてはやや難があったのが解消された。組織としては、2001年4月、行政改革の流れにともない、京都国立博物館、奈良国立博物館と統合し、独立行政法人国立博物館となった。それにつれ内部組織もあらためられた。そして展示がかわった。
昭和13年(1938)の本館開館以来、絵画、彫刻、陶磁などと分野別に作品が展示されてきたのが、本館2階を「日本美術の流れ」にそった時代別展示とし、そこにさらに時代ごとに、どのような時代であったかを示すテーマがもうけられた。本館1階は、2階の展示をうけたかたちでの分野別展示となり、新しい分野の民族資料や歴史資料の展示室ももうけられた。
そこで本書のテーマは、「こんなに面白い」東京国立博物館は、どこまで面白くなるのか? とした。旧版を全面的にリニューアルし、進歩してきた東京国立博物館の新たな魅力をお伝えできるものになったと自負している。
21世紀の博物館は来館者がつくる博物館でもある。博物館をよくするのも、悪くするのも、あなた次第! この徹底ヴィジュアル・ガイドをもって、さあ、博物館へ行こう!
2005/04/22
著者プロフィール
新潮社
シンチョウシャ
東京国立博物館
トウキョウコクリツハクブツカン