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シチリアへ行きたい

小森谷慶子/著 、小森谷賢二/著

1,540円(税込)

発売日:2008/08/25

  • 書籍

輝く太陽と紺碧の海、美味しい郷土料理――。多彩な歴史・文化の息づく、麗しの島へ!

地中海の真ん中に浮かぶこの神秘の島は、長い歴史のなかで、ギリシア、ローマ、アラブ、ノルマン……と、さまざまな民族の支配を受けてきた。その“文明の十字路”ならではの魅力を、最新情報を盛り込んで紹介する改訂版。パレルモ、タオルミーナからエオリエ諸島まで、見どころを詳細に解説する。テーマごとのコラムも充実!

目次

アグリジェントには点々とギリシア神殿が残る
撮影=小森谷賢二


タオルミーナ、タウロ山の頂から見下ろしたギリシア劇場と市街地
撮影=小森谷賢二


たわわに実る果実と咲き乱れる花、彼方には雪を頂くエトナ山
撮影=小森谷賢二
はじめに
ギリシアの神々が住まう島
島の始まりと先史時代
ギリシア人の入植
シラクーサ
アグリジェント
セリヌンテ
セジェスタ
タオルミーナ ピアッツァ・アルメリーナ近郊の森
カザーレのローマ離宮
パレルモ
チェファルー
エトナ
カターニア
ラグーサ
ノート
カルタジローネ
メッシーナ
ティンダリ
モルガンティーナ
トラーパニ
エリチェ
モツィア
ソルント
エオリエ諸島
COLUMN
01 ルイジ・ピランデッロ
02 古代シチリアの陶器、彫刻、建築
03 ローマの穀倉
04 華麗なる世紀末
05 シチリア伝統の人形劇プーピ
06 マフィア、シチリアの影
07 一つ眼の巨人族キュクロプス
08 カターニアが生んだ不滅の音楽家と作家
09 ヴァル・ディ・ノートのバロック地帯
10 ヴァル・ディ・ノートのバロック都市いろいろ
11 この絵を見るためにシチリアへ行きたい
12 踊るサテュロス
13 シチリアにおけるカルタゴのフェニキア人
14 青銅器時代の考古学と伝説
15 スクリーンに映ったシチリア
16 シチリアの郷土料理と銘酒
シチリア史略年表
シチリアへの旅行メモ

あとがき

書誌情報

読み仮名 シチリアヘイキタイ
シリーズ名 とんぼの本
発行形態 書籍
判型 A5判
頁数 128ページ
ISBN 978-4-10-602175-6
C-CODE 0326
ジャンル 海外旅行
定価 1,540円

担当編集者のひとこと

シチリアへ行きたい

 本書のオリジナル版が刊行されたのは、1997年。日本でほとんど知られていなかったシチリア島の存在を知らしめた、エポックメイキングな1冊でした。地中海に浮かぶ神秘の島を、鮮やかな写真と詳細な解説で紹介。九州の7割ほどの面積を持つこの島が、かくも複雑な歴史に彩られていたとは……。「シチリアといえばマフィア」程度の知識しかなかった私たちは仰天し、感銘を受けたものです。
 あれからおよそ20年。
 満を持しての改訂版です。 新しい撮りおろし写真や、新知見をたくさんプラスしてデザインを刷新。さらに内容の濃い、読みごたえ満点の1冊に仕上がりました。
 シチリアは、日本からはローマ経由でおよそ14時間(東京発の場合。トランジットの時間は含まず)、まだまだ決して近いとはいえませんが、観光に訪れる人もずいぶん増えたと聞きます。
 ギリシア遺跡にバロック建築、海辺のリゾートに美味しい料理。この島の底知れぬ魅力に、いちどハマったら抜け出せません。




パレルモ、プレトリア広場
撮影=小森谷賢二




郷土料理いろいろ。いわしの塩辛を混ぜていただくイカ墨のリゾット(手前)など
撮影=小森谷賢二

2016/04/27

著者プロフィール

小森谷慶子

コモリヤ・ケイコ

1977年、東京女子大学文理学部史学科卒業。イタリア史研究家。地中海学会会員。著作には、『シチリアへ行きたい』の他、『魅惑のローマ』(写真家・平井広行氏および夫・小森谷賢二との共著 グラフィック社)、『ローマ古代散歩』『ナポリと南イタリアを歩く』(ともに夫との共著 新潮社《とんぼの本》)、『シチリア歴史紀行』(夫との共著 白水社)がある。なお、『シチリアへ行きたい』の初版は1998年、イタリアにて国際ジャーナリズム賞Few Words about Sicily審査員特別賞を受賞した。

小森谷賢二

コモリヤ・ケンジ

1978年、明治大学工学部建築学科卒業。インテリアおよび建築デザイナー。一級建築士。株式会社ヴィンチ代表取締役。1996~2002年、明治大学工学部建築学科非常勤講師。1998~2006年、宮城大学事業構想学部非常勤講師。著作は『シチリアへ行きたい』の他、『魅惑のローマ』(写真家・平井広行氏および妻・小森谷慶子との共著 グラフィック社)、『ローマ古代散歩』『ナポリと南イタリアを歩く』(ともに妻との共著 新潮社《とんぼの本》)、『シチリア歴史紀行』(妻との共著 白水社)、『インテリアデザイン 発想と設計』(グラフィック社)がある。

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