作家と猫のものがたり
1,430円(税込)
発売日:2010/09/24
- 書籍
女性作家10名による、史上最高の猫エッセイ&猫写真!
小池真理子、乃南アサ、島本理生、森まゆみ、最相葉月、村山由佳、香山リカ、谷村志穂、平松洋子、向田和子。人気女性作家10人が愛猫のべ24匹へのオマージュを、ひたむきに、淡々と、熱情的に綴るエッセイ&フォト・アンソロジー。作家自ら撮り下ろしたかわいい猫写真も満載。猫と文学のふか~い絆、濃厚な関係をお楽しみあれ!
小池真理子/そばにいるだけで
乃南アサ/チャンス
島本理生/たびという名の
森まゆみ/谷中の猫のはなし
最相葉月/魔法の国から来たマンチカン
村山由佳/戦友
香山リカ/きっとまた明日も
谷村志穂/チャイとミーミー
平松洋子/猫一匹、人間さんにん、のちふたり
向田和子/贈り物――向田の猫たち
書誌情報
読み仮名 | サッカトネコノモノガタリ |
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シリーズ名 | とんぼの本 |
雑誌から生まれた本 | yom yomから生まれた本 |
発行形態 | 書籍 |
判型 | A5判 |
頁数 | 120ページ |
ISBN | 978-4-10-602209-8 |
C-CODE | 0390 |
ジャンル | エッセー・随筆 |
定価 | 1,430円 |
担当編集者のひとこと
作家と猫のものがたり
きっかけは、青い表紙の「yom yom」2008年10月号113ページでした。
へええ、村山由佳さんも猫がお好きなのね……と、特集「犬と猫と文学と」の第1ページを開いたとたん、目に飛び込んできた、ちいさな写真。
ベッドに座った(どう見ても座っている、としか言いようがない座り方。しかも両腕とも下におろして)三毛猫(モノクロ写真なので三毛かどうかは判読不能。でも直感的に三毛と判断)のその黒目がちな目! 憂いを帯びたというのか、寝起きのけだるさというのか、「ん?」とこちらを見る黒い目! ちっちゃな鼻と口のところが丸く薄い色になっている、典型的な日本猫!! 村山さんのもみじちゃん。な、なんてかわいいの。できることなら、会いたい。ぜひとも会いたい。
そんな純粋(不純?)で強力な動機から、この企画は力ずくで始まったのでした。
夢は念じれば叶うのですね。念願の本物もみじちゃんに間近で会えました。村山由佳さんに深く深く感謝申し上げます。
そしてなによりも、10名の作家のみなさまがたに、じつに気持ちよく、愛猫への深い思いを綴っていただけましたこと。そして、忙しい合間を縫って、自らカメラを構えて猫の写真を撮ってくださったこと。ほんとうにほんとうに、ありがとうございました。
人気女性作家10人による、史上最高の猫エッセイ&猫フォトアンソロジーができあがりました。読んで、しみじみ、うるうる。見て、ほっこり、にっこり。猫と文学のふか~い絆、濃厚な関係を、どうぞお楽しみください!
2016/04/27
著者プロフィール
「yom yom」編集部
ヨムヨムヘンシュウブ