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白洲正子 祈りの道

白洲信哉/編

1,760円(税込)

発売日:2010/09/24

書誌情報

読み仮名 シラスマサコイノリノミチ
シリーズ名 とんぼの本
発行形態 書籍
判型 A5判
頁数 143ページ
ISBN 978-4-10-602210-4
C-CODE 0370
ジャンル ノンフィクション
定価 1,760円

日本人にとって神とは? 仏とは? 祖母・正子の説いた日本人の魂の本質に迫る。

『西国巡礼』『かくれ里』『近江山河抄』『十一面観音巡礼』等々、数々の名作紀行に綴られたテキストを道標に、祖母が歩いた道を辿り、日本人独自の感性が生み出した自然と寄り添う信仰のありかたを、孫の視点で改めて解き明かす。

目次

西国巡礼三十三ヵ所取材中の正子さん。後ろに見えるのは竹生島


《日月山水図屏風》を思わせる滝の畑周辺の山並


修験の聖地、金剛・葛城の山並


二上山夕景

第一章
自然への想い
第二章
神像
第三章
旅の始まり『西国巡礼』
第四章
神と仏の仲立ち 修験の行者
第五章
十一面観音巡礼
第六章
かくれ里
第七章
風景から見えるもの
第八章
両性具有の美
第九章
地主神と仏教の二大聖地

白洲正子年譜

担当編集者のひとこと

白洲正子 祈りの道

 今年、生誕100年を迎えた白洲正子さん。その著作は今も多くの読者に愛され、読み継がれています。この本は、幼い頃からしばしば正子さんの旅に同行した、孫の白洲信哉氏が、今、あらためて正子さんの著作を精読し、その足跡を辿って、正子さんが伝えたかったこと、日本人の信仰心の本質を解き明かす、格好の白洲正子入門書となりました。のみならず、正子さんのものの見方、哲学をしっかりと受け継ぎ、消化して、自分の哲学を築き上げた白洲信哉氏が、祖母について語る集大成ともいえます。
 今年の秋から、生誕100年を記念する展覧会が開催されます。本書はその内容にもリンクしており、展覧会の出品作はもちろん、残念ながら出品されない名品や、展覧会では見られない風景なども多数、掲載しました。また、「かくれ里」「十一面観音巡礼」「近江山河抄」『道』など、かつて「芸術新潮」に掲載されたおりに撮影した古い写真を倉庫からひっぱりだして、正子さんが見たままの風景を再現しています。 また、正子さんの目に止まり、著作でも言及されているのに、その所在がわからなくなっていたものがあるのですが、白洲信哉氏は執念でその行方を追い求め、探し当てたものもあります。表紙に掲載した「女神像」(写真1)、扉に掲載した「神像残欠」(写真2)などもそんなもののひとつ。こうしたものとの正子さんの、そして白洲信哉氏の、出会いの感動が、まるごと一冊、ぎっしりつまっています。本文中にちりばめられた正子さんの著作の引用は、白洲ファンにはもちろん、初めて白洲正子に接する読者の方々にも、白洲本の道標になってくれること、まちがいありません。
 生誕100年を機に、ロングセラー『かくれ里』『十一面観音巡礼』の二冊を改訂し、「愛蔵版」としてあわせて刊行しました。こちらもぜひ、手に取ってご覧下さい。


生誕100年特別展「白洲正子 神と仏、自然への祈り」
2010年10月19日~11月21日 滋賀県立近代美術館
2011年1月29日~3月6日 愛媛県美術館
2011年3月19日~5月8日 世田谷美術館






1 女神像 個人蔵




2 神像残欠 個人蔵

2016/04/27

著者プロフィール

白洲信哉

シラス・シンヤ

1965年東京都生まれ。細川護煕首相の公設秘書を経て、執筆活動に入る。その一方で日本文化の普及につとめ、書籍編集、デザインのほか、さまざまな文化イベントをプロデュースする。父方の祖父母は、白洲次郎・正子。母方の祖父は文芸評論家の小林秀雄。主な著書に『小林秀雄 美と出会う旅』(2002年 新潮社)、『天才 青山二郎の眼力』(2006年 新潮社)、『白洲 スタイル―白洲次郎、白洲正子、そして小林秀雄の“あるべきようわ”―』(2009年 飛鳥新社)、『白洲家の流儀―祖父母から学んだ「人生のプリンシプル」―』(2009年 小学館)、『骨董あそび―日本の美を生きる―』(2010年 文藝春秋)ほか多数。

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