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日本人にとって神とは? 仏とは? 祖母・正子の説いた日本人の魂の本質に迫る。

白洲正子 祈りの道

白洲信哉/編

1,728円(税込)

本の仕様

発売日:2010/09/24

読み仮名 シラスマサコイノリノミチ
シリーズ名 とんぼの本
発行形態 書籍
判型 A5判
頁数 143ページ
ISBN 978-4-10-602210-4
C-CODE 0370
ジャンル ノンフィクション
定価 1,728円

『西国巡礼』『かくれ里』『近江山河抄』『十一面観音巡礼』等々、数々の名作紀行に綴られたテキストを道標に、祖母が歩いた道を辿り、日本人独自の感性が生み出した自然と寄り添う信仰のありかたを、孫の視点で改めて解き明かす。

著者プロフィール

白洲信哉 シラス・シンヤ

1965年東京都生まれ。細川護煕首相の公設秘書を経て、執筆活動に入る。その一方で日本文化の普及につとめ、書籍編集、デザインのほか、さまざまな文化イベントをプロデュースする。父方の祖父母は、白洲次郎・正子。母方の祖父は文芸評論家の小林秀雄。主な著書に『小林秀雄 美と出会う旅』(2002年 新潮社)、『天才 青山二郎の眼力』(2006年 新潮社)、『白洲 スタイル―白洲次郎、白洲正子、そして小林秀雄の“あるべきようわ”―』(2009年 飛鳥新社)、『白洲家の流儀―祖父母から学んだ「人生のプリンシプル」―』(2009年 小学館)、『骨董あそび―日本の美を生きる―』(2010年 文藝春秋)ほか多数。

目次


西国巡礼三十三ヵ所取材中の正子さん。後ろに見えるのは竹生島


《日月山水図屏風》を思わせる滝の畑周辺の山並


修験の聖地、金剛・葛城の山並


二上山夕景

第一章
自然への想い
第二章
神像
第三章
旅の始まり『西国巡礼』
第四章
神と仏の仲立ち 修験の行者
第五章
十一面観音巡礼
第六章
かくれ里
第七章
風景から見えるもの
第八章
両性具有の美
第九章
地主神と仏教の二大聖地

白洲正子年譜

担当編集者のひとこと

白洲正子 祈りの道

 今年、生誕100年を迎えた白洲正子さん。その著作は今も多くの読者に愛され、読み継がれています。この本は、幼い頃からしばしば正子さんの旅に同行した、孫の白洲信哉氏が、今、あらためて正子さんの著作を精読し、その足跡を辿って、正子さんが伝えたかったこと、日本人の信仰心の本質を解き明かす、格好の白洲正子入門書となりました。のみならず、正子さんのものの見方、哲学をしっかりと受け継ぎ、消化して、自分の哲学を築き上げた白洲信哉氏が、祖母について語る集大成ともいえます。
 今年の秋から、生誕100年を記念する展覧会が開催されます。本書はその内容にもリンクしており、展覧会の出品作はもちろん、残念ながら出品されない名品や、展覧会では見られない風景なども多数、掲載しました。また、「かくれ里」「十一面観音巡礼」「近江山河抄」『道』など、かつて「芸術新潮」に掲載されたおりに撮影した古い写真を倉庫からひっぱりだして、正子さんが見たままの風景を再現しています。 また、正子さんの目に止まり、著作でも言及されているのに、その所在がわからなくなっていたものがあるのですが、白洲信哉氏は執念でその行方を追い求め、探し当てたものもあります。表紙に掲載した「女神像」(写真1)、扉に掲載した「神像残欠」(写真2)などもそんなもののひとつ。こうしたものとの正子さんの、そして白洲信哉氏の、出会いの感動が、まるごと一冊、ぎっしりつまっています。本文中にちりばめられた正子さんの著作の引用は、白洲ファンにはもちろん、初めて白洲正子に接する読者の方々にも、白洲本の道標になってくれること、まちがいありません。
 生誕100年を機に、ロングセラー『かくれ里』『十一面観音巡礼』の二冊を改訂し、「愛蔵版」としてあわせて刊行しました。こちらもぜひ、手に取ってご覧下さい。


生誕100年特別展「白洲正子 神と仏、自然への祈り」
2010年10月19日~11月21日 滋賀県立近代美術館
2011年1月29日~3月6日 愛媛県美術館
2011年3月19日~5月8日 世田谷美術館






1 女神像 個人蔵




2 神像残欠 個人蔵

2016/04/27

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