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食べる旅 韓国むかしの味

平松洋子/著

1,650円(税込)

発売日:2011/01/25

  • 書籍

さあ行こう。このかけがえのない味が、消えてしまうまえに。

胃袋へすっと入っていく、からだが正直に求める味――韓国料理のおいしさはいったいどこから来るのだろう。その源流を求め、韓国全土、旅を重ねてきた筆者が、丹念に探し出した名菜30を紹介。こころ揺さぶられる味への探究心と綿密な取材で、朝鮮半島の食文化とおいしさの秘密に迫る。ソウルと全土の店の詳細データ付き。

目次
『食べる旅 韓国むかしの味』 平松洋子
「豚焼き肉」
ソウルの焼肉店「麻浦チンチャ元祖チェデポ」のデジカルビ

『食べる旅 韓国むかしの味』 平松洋子
「晋州式ピビ
晋州「天凰食堂」のピビ定食

『食べる旅 韓国むかしの味』 平松洋子
「ゆで肉」
ソウル「味成屋」のゆで肉、スユク

ソウル むかしの味に出会う旅
白飯定食 内江
どじょう汁 湧金屋
包みキムチ カルビ煮込み 珍古介
ソルロンタン ゆで肉 味成屋
豚焼き肉 麻浦チンチャ元祖チェデポ
海苔巻き コマキ
卵海苔巻き 奉天洞チン・スンジャ キ
酒の肴 田舎家
にんにくチキン 盤浦チキン
蟹の醤油漬け クンギワチ
腸詰め ハモニチスンデ
小豆入り黍お焼き 奨忠楽園ト
緑豆のお焼き スンヒネ ピンデト
肉の刺身 ユッケ チャメチ
麦入りピビ 忠清道麦飯チ
伝統茶 徳寿宮伝統茶房

むかしの味を求めて、韓国全土、北へ南へ
ナムル 全羅南道・求禮
おにぎり豆腐 京畿道・南漢山城
漆入り鶏スープ 京畿道・利川
餅 江原道・襄陽
そば粉の麺 江原道・春川
柚子のお菓子 全羅北道・淳昌
梅 全羅南道・光陽
いわし料理 ヌタウナギ 釜山
にせものの法事料理 慶尚北道・安東
巻き貝のスープ ソガリ 忠清北道・槐山
緑豆のム どんぐりのム 慶尚北道・聞慶
晋州式ピビ 慶尚南道・晋州

ピビのふるさと、晋州の町を歩く


本書で紹介したお店のデータ
韓国全土マップ
ソウルマップ

書誌情報

読み仮名 タベルタビカンコクムカシノアジ
シリーズ名 とんぼの本
発行形態 書籍
判型 A5判
頁数 144ページ
ISBN 978-4-10-602215-9
C-CODE 0326
ジャンル 海外旅行
定価 1,650円

担当編集者のひとこと

食べる旅 韓国むかしの味

 待望の、平松洋子さんの“韓国本”です。
 平松さんは、世界中を旅して食や暮らしの文化を探るエッセイストとして活躍されています。ご著書も多く、その人気ぶりはご存知のとおり。ふだんから対象に迫るための準備を怠ることなく、自分の足で歩き、飽くなき好奇心で綿密な取材を続けてきたからこそ生まれる、薫り高い文章。いち個人としても、私はそこに惹かれてしまってます。
 韓国の食の本は世にあまたありますが、この、平松さんが30年来憑かれたように韓国全土を旅して見つけて納得した「むかしの味=ほんとうの味」の記録は、“おいしい店食べ歩きガイド”とはまったく性格を異にする、“平松さんの味の巡礼”を描き出したともいうべきフォト・エッセイ・ブックです。 ともあれ、本を開いていただくと、そこには、私たちの食欲を猛烈に刺激する料理が玉のごとく光っておりますので、どうぞお楽しみに。
 ちなみに、この本をデザインしてくれた山口信博さんと大野あかりさんも大の韓国ファン。年に何度もうまいものを探しにソウルや各地を歩いています。どの写真をどう並べて展開しようかな、と、いつにも増して(?)、リキ入れてレイアウトしてくださいました。その辺も想像しながら、どうぞこの本を十分に味わってみてください。

2011/01/25

著者プロフィール

平松洋子

ヒラマツ・ヨウコ

1958年生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。2006年『買えない味』でBunkamura ドゥマゴ文学賞、2012年『野蛮な読書』で講談社エッセイ賞、2022年「『父のビスコ』で読売文学賞を受賞。『食べる私』『日本のすごい味 おいしさは進化する』『肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行』など著書多数。

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