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不倫のリーガル・レッスン

日野いつみ/著

748円(税込)

発売日:2003/04/10

  • 新書
  • 電子書籍あり

こんなに怖い。でもやめられない。失うのは愛か、家庭か、カネか。新進女性弁護士による「傾向と対策」!

ワイドショーやドラマの中のみならず、日常の出来事として社会に蔓延する不倫。別居、離婚、慰謝料、ストーカー、認知、失職、恐喝……。不倫のリスクについて、若手女性弁護士が一問一答形式で答える。――それでも不倫しますか?

目次
はじめに
第1章 不倫と法
レッスン1 なぜ「不倫はいけない」のですか
レッスン2 「不貞行為」とは、どういう行為ですか
レッスン3 どんな関係でも「不倫は不倫」ですか
まとめ
第2章 不倫のリスクマネジメント
レッスン4 不倫をネタに恐喝されています
レッスン6 不倫で会社をクビになりますか
レッスン6 妻に慰謝料1000万円払えと言われました
レッスン7 不倫が妻・夫にばれないコツは?
レッスン8 「より安全な不倫相手」の条件とは
まとめ
第3章 不倫、許すまじ
レッスン9 夫・妻の不倫をやめさせたい
レッスン10 配偶者の不倫相手に慰謝料を請求できますか
レッスン11 不倫に時効はありますか
レッスン12 慰謝料請求に必要な費用は?
レッスン13 弁護士を選ぶコツはありますか
まとめ
第4章 離婚に至る不倫
レッスン14 不倫は離婚原因のうち、どれくらいを占める?
レッスン15 夫婦別居の費用はいくら?
レッスン16 協議離婚に注意点はありますか
レッスン17 離婚に同意してくれません
レッスン18 不倫をした夫・妻の側から、離婚を請求できますか
レッスン19 「5年間別居したら離婚できる」って本当ですか
レッスン20 不倫で家を出た私でも親権を取れますか
レッスン21 財産分与はどれくらいが相場ですか
まとめ
第5章 不倫の恋の戦後処理
レッスン22 不倫相手だった人に慰謝料を請求できますか
レッスン23 不倫の「~べからず」を教えてください
レッスン24 あげたもの、貸した金を返してもらいたい
レッスン25 なにがなんでも不倫相手と別れたい
まとめ
第6章 不倫が「日常」になるとき
レッスン26 不倫のカレを離婚させたいのですが
レッスン27 法律上の妻がいる男性と内縁関係です
レッスン28 不倫のカレに、子供を認知してほしい
レッスン29 夫以外の男性の子を妊娠しました
レッスン30 入籍しなくても相手の姓は名乗れますか
レッスン31 不倫相手と再婚します。連れ子の扱いは?
まとめ
第7章 不倫相手と添い遂げる
レッスン32 不倫相手とその子供に、財産を残したい
レッスン33 保険金や年金を不倫相手に残すことはできますか
レッスン34 不倫相手のお墓・遺骨がほしい
まとめ

コラム
1 古代の「不倫合コン」
2 不倫は文化か?
3 政治家の不倫に見るお国柄
4 家庭を壊したのはあの女です
5 資産家の離婚とブローカー
6 「口説き文句」は「婚約」にあらず?
7 内縁の歴史
8 内縁の妻をなめたらいかんぜよ!
おわりに──それでも不倫しますか
付録
主要参考文献

書誌情報

読み仮名 フリンノリーガルレッスン
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 192ページ
ISBN 978-4-10-610008-6
C-CODE 0232
整理番号 8
ジャンル 法律、恋愛・結婚・離婚
定価 748円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2008/09/19

担当編集者のひとこと

知れば知るほど不倫は怖い

担当者「……怖いですね」
いつみ「うん、怖いんですよ〜」

「不倫」という大きな声では語りにくいテーマを大々的に取上げた本書の、打合せのたびに交わされた会話です。
 そう、知れば知るほど不倫は恐ろしく、しかも聞けば聞くほどそこら中にあふれかえっているのです。筆者の日野いつみ氏は、自分と同世代の20代後半から30代の独身女性と役員クラスの男性では、それぞれ2〜3人に1人は不倫中だと推測します。 慰謝料を請求され、関係を暴露され、会社をクビになり、財産を差し押さえられ、認知を迫られ、離婚問題では揉めに揉め、子供の親権は失い、恐喝さわぎや刃傷沙汰に巻き込まれ、果てはストーカー扱いされる――。
 不倫をしている当事者からすればそれだけでも充分ですが、不倫が本当に怖いのは、それが男と女、人と人のドラマを凝縮したものだからではないでしょうか。
 配偶者の不倫をやめさせようと弁護士事務所に駆け込み、探偵やいわゆる「別れさせ屋」を雇う妻や夫の姿にも、鬼気迫るものがあります。
 つまるところ、不倫の怖さはケース・バイ・ケースなのですが、ここではまず、法律の観点を中心に論じています。
 不倫に関係のない方は怖いもの見たさで、不倫に巻き込まれた方は必然性から、“タメになって、やがて恐ろしき”34のレッスンを受けてみませんか?

2003年4月刊より

2003/04/10

著者プロフィール

日野いつみ

ヒノ・イツミ

弁護士(第一東京弁護士会所属)。1970年代、大阪生まれ。東京大学大学院修士課程修了。婚姻歴あり、現在は息子と猫と暮らす「通い婚」至上主義者。演劇、ワインおよび男性の趣味はうるさいが、肝心の男を見る目については反省の日々。わけあってペンネームで執筆。

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