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空白の北朝鮮現代史―白頭山を売った金日成―

金基燦/著

748円(税込)

発売日:2003/06/20

書誌情報

読み仮名 クウハクノキタチョウセンゲンダイシハクトウサンヲウッタキムイルソン
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書
判型 新潮新書
頁数 190ページ
ISBN 978-4-10-610019-2
C-CODE 0222
整理番号 19
ジャンル 政治、外交・国際関係、世界史
定価 748円

中国と交わした「密約」。金日成は民族を裏切っていた!

朝鮮民族(韓民族)が「民族の聖山」として仰ぐ白頭山は、中国と朝鮮との間で長年にわたってその帰属が争われてきた。ところが一九六二年、金日成は中国と極秘条約を結び、朝鮮戦争支援への見返りとして、この山の半分を中国に譲り渡していたのだ。東アジアに残る知られざる国境紛争の歴史をたどりつつ、民族共有の財産まで私物化し、民族に対する裏切り行為を平然と行ってきた金日成・金正日親子の罪を告発する。

目次
はじめに
第1章 民族の聖なる山
白頭山への道
崔南善の嘆き
自動車で一気に頂上へ
白頭の霊峰
白頭山という名前
天池の神秘
作られる「神話」
長白瀑布に遊ぶ
龍しか浸からない温泉
金正日への怒り
第2章 白頭山の石碑と国境線問題
I 白頭山は歴史とともに
「檀君神話」と白頭山
「白」が掘り起こした天池
朝鮮王朝までの略史
朝鮮王朝の誕生と北方政策
清国の侵略
丁卯胡乱
丙子胡乱
17世紀初頭の国境線はどこにあったか
緩衝地帯が置かれた理由
II 白頭山石碑「定界碑」の謎
清国との国境線問題の発生
李萬枝事件
穆克登の調査隊
「定界碑」を建てる
「間島」とはどこか
消えた「定界碑」
間島問題と領有権紛争
北朝鮮では「定界碑」を教えない
III 日露戦争後の間島問題
日露戦争と「乙巳条約」
「乙巳条約」に反対する戦い
間島は売り渡された
第3章 金日成・金正日の犯罪
I 白頭山を中国に渡した金日成
中ソ対立と朝中関係
「朝中辺界条約」の秘密
天池を走る国境線
朝中紛争で再燃した国境問題
周恩来平壌訪問の意味
北朝鮮、中国、韓国の地図
金日成は白頭山を中国に譲渡した
II 白頭山は金正日の山ではない
正日峰と丸太小屋
人権不毛の国境地帯
アリランの歌も聞こえず
一触即発の朝中国境
III 民族的課題として
韓国国会での白頭山問題
「乙巳条約」「間島協約」は無効
第4章 国境の町を訪ねて
延吉のアジメたち
「北からの亡命者を助けてほしい」
中国は脱北者を保護すべきだ
国境都市図們へ
ロシアへ移住した人々
中ロ国境に立つ
歩いて白頭山に登りたい

著者プロフィール

金基燦

キム・キチャン

1938年神奈川県生まれ。地元の高校から東京の私立大学を卒業後、朝鮮総連の専従活動家として数十年をおくる。1986年、北朝鮮の独裁体制とそれに追随する朝鮮総連に幻滅し、組織を離れる。現在は焼肉店を経営する一方、北朝鮮の人権問題に取り組んでいる。

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