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酒乱になる人、ならない人

眞先敏弘/著

814円(税込)

発売日:2003/12/17

書誌情報

読み仮名 シュランニナルヒトナラナイヒト
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書
判型 新潮新書
頁数 204ページ
ISBN 978-4-10-610048-2
C-CODE 0247
整理番号 48
ジャンル グルメ、ワイン・お酒、家庭医学・健康
定価 814円

日本人には酒乱が多い? 「酒乱遺伝子」をもっていて「下戸遺伝子」をもっていないアナタは、「酒乱」です。

日本人の六人に一人は「酒乱」? 「酒乱」遺伝子を持っていて、かつ「下戸」遺伝子を持っていない人、それが酒乱になるための必要条件です。この条件には、なんと日本人の六分の一が該当するのです。ご自分の「酒乱」が実は遺伝子のせいであると知ったら? 「酒豪」も遺伝子のおかげだと分かったら? 本書は、アルコールが細胞や脳にもたらす「酔い」や、「酒乱」のメカニズムを最新の研究をもとに科学的に解説します。

目次
はじめに
1 あなたのアルコール依存度は?
日本のアルコール問題◇小説よりも奇な世界◇アルコール依存度
2 エタノールの吸収と代謝
アルコールとエタノール◇エタノールの吸収
飲酒後の運転◇体内への分布◇脳への分布
エタノールの代謝◇エタノールを分解する酵素◇アセトアルデヒド
訓練によって強くなった酒◇アルコールクランプ法
3 細胞レベルでの酩酊
「酩酊」とは◇脳の構成単位◇神経細胞と電気的伝達
コンピューターとしての神経系◇シナプスと化学的伝達
脳の実体◇汚い薬◇神経細胞の麻痺
ギャバ受容体◇NMDA受容体
4 大脳レベルでの酩酊
脳の機能◇機能の部位局在◇大脳の脱抑制◇A10神経
脳内麻薬◇解明されないメカニズム
5 酒を好む遺伝子
遺伝子とたんぱく質◇遺伝子多型◇「酒好き」は遺伝する
強さを決める遺伝子◇酒を好む遺伝子多型
6 アルコール依存症
酒乱と依存症◇「快楽」の代償としての「依存」◇もう一つの飲酒の動機
ストレスと酒◇痛みと遺伝子◇酒はストレスを発散するか?
「依存」のメカニズム◇「依存」の物質的基盤◇精神依存と身体依存
脳内の飲酒欲求◇飲酒欲求を作る回路◇身体依存◇依存症の予防
7 酒乱──その大脳生理学的解釈
日本人にはなぜ酒乱が多いのか?◇いい酒乱と悪い酒乱
遺伝子多型と酒乱の関係◇脳の報酬系◇「下戸」遺伝子多型
酒乱になる人◇パーキンソン病◇急性アルコール中毒
記憶力と酒◇ブラックアウトとは何か?◇海馬の障害
記憶の障害◇二日酔い◇二日酔いの効用
8 アルコールの脳への毒性
アルコール痴呆◇胎児アルコール症候群◇青少年の飲酒問題◇末梢神経の障害
9 男と女ではどちらが酒に強いか
最新の研究結果
10 酒と社会
飲酒行動を規定する社会◇酒乱が少ない国◇日本人の酒の飲み方
11 上手な酒の楽しみ方
飲酒における自己責任◇A10神経を何に使う?◇適正飲酒
参考文献/参考ウェブ・サイト

著者プロフィール

眞先敏弘

マサキ・トシヒロ

1961(昭和36)年兵庫県生まれ。東京大学医学部医学科卒業。同大医学部神経内科、国立精神・神経センター神経研究所、虎の門病院、防衛医科大を経て、国立療養所久里浜病院神経内科医長。現在、ニューヨーク、ロックフェラー大学に研究留学中。『酒乱になる人、ならない人』が初の著作。

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