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政治の数字―日本一腹が立つデータブック―

伊藤惇夫/著

770円(税込)

発売日:2005/05/20

書誌情報

読み仮名 セイジノスウジニホンイチハラガタツデータブック
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 222ページ
ISBN 978-4-10-610117-5
C-CODE 0231
整理番号 117
ジャンル 政治、ビジネス・経済
定価 770円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2011/12/28

テキトーなのは社保庁だけじゃない! 政治家、役人に騙されないために必読のデータ集。

政界の正解は、世間の不正解だ。政治家、役人にこれ以上騙されないためには、この「数字」を見るべし。在フランス大使館の一ヶ月のワイン代、社会保険庁が職員用に購入したマッサージ器の台数、都心の超一等地に建つ議員宿舎の家賃、役立たずの国会にかかる巨費、日本一小さな村に国庫からつぎ込まれるお金……。見れば見るほど腹が立つ数字ばかり。永田町生活三十年の著者が贈る、立腹と脱力のデータ集。

目次
まえがき
第1章 税金の贅沢
223人 自治は自立してからいえ
849万5700円 酒池肉林とはまさに……
57.4% いまだに続く「地頭支配」
35兆円 誰がために国はある?
1342億円 セレモニー代にしては……
3041万円 俺たちゃ役人、文句あるか
42兆円 勝手に「公」を騙るな!
1万5028人 完璧なる「階級社会」
437万円 君(国民)のカネは僕のカネ
3617人 保険なんてアホくさ
第2章 議員の気分
2124万8000円 国会議員不死身伝説
39.48平米 日本を動かす12坪
234人 昔も今も「アメション」旅行
412万円 国の明日より、自分の老後
224.6日 もっと働け!
244台 運転手は公務員
6300万円 そんなに? そんなもん?
625戸 交通至便・超格安物件あり
概ね5000人 私設は辛いよ
35人 罪を憎んで
第3章 政界の正解
182人 カエルの子はカエル?
317億円 コーヒー一杯の……
2万1677日 神様の世界記録
25 雨後の竹の子?
29人 登竜門今昔
21人 民間人なんて駄目よ
2886日 長きをもって尊しと……
4165万円 あの人の財布の中身は
約20万人 サルは木から落ちても……
57.7% OはAよりも強し
第4章 選挙の空虚
19回 「万歳」というけれど
1+1 これぞ選挙必勝法
17.80% それでも立派な当選者
166議席 自社さは恩返し?
120人 落ちたのに受かった
34人 国会少数派
562件790人 この世に選挙がある限り
2.149倍 あなたは半人前
754億円 1回さぼれば、754円
29人対23人 二院制は楽しい
第5章 権力の引力
140人 最強軍団の落日
32人 社長降格
37.0% 東大神話、危うし
36分の4 「志士」のその後
20人 総裁は総理に非ず
182人対82人 裏方のお仕事
91.3% ヒットラーになれたのに
参考にした主な文献とホームページ

蘊蓄倉庫

都内格安物件アリ

 公務員の宿舎の家賃が安いということはよく非難の対象になりますが、意外と国会議員宿舎については知られていません。議員宿舎は麹町、高輪、赤坂等々いずれも都心の超一等地ばかりに建っています。麹町宿舎の場合、65平米の2DKの家賃は月3万1057円、79平米の3DKが月5万6120円。紀尾井町にある清水谷宿舎は、建物が古いという理由で48平米の2DKでも月2万円以下。いずれも相場の5~6分の1程度。『政治の数字─日本一腹が立つデータブック─』には、こんなムカつく数字が詰まっています。

掲載:2005年5月25日

担当編集者のひとこと

数字に怒る

 何がマヌケかって、最近、一番マヌケだと思ったのは、あちこちの新聞からコラムを盗作して書いていたTBSの部長です。書きたいこともないのに、「コラムニスト」を気取りたがったから、すぐにネタに詰まってあんなことをしたのに違いありません。
「書きたいこと」があるかどうかは、要は何か感情が動かされたことがあるかどうかです。『政治の数字─日本一腹が立つデータブック─』の著者、伊藤惇夫さんは政界で30年近く仕事をしていました。それでも、永田町に足を踏み入れてすぐに感じた違和感をずっと持ち続けていました。それは、「一桁違う」ということです。 一般人の感覚と、政官界の感覚のずれに驚き、しかもそのときに感じた驚きや怒りを忘れなかったのです。だから、今でも私たち読者と同じ感覚で、怒り、驚き、呆れることができるのです。
 この本では、数字をもとに、政官界の「ずれ」を斬っていきます。たとえば日本一小さな村の人口は「223人」。その数字だけ見ると、「のどかな村があるんだなあ」と思っておしまいかもしれません。
 しかし、こう聞いたらいかがでしょうか。「この村にも村役場はもちろん、村長も村議会議員もいる。役場の職員は19人、村議は6人。村立小学校には校長も学年主任もいる。
 つまり人口の10分の1以上が公務員。しかし、年間予算のうち、村でまかなっているのは3.4%だけ。残りは国や県からの“仕送り”である」と。
 この村はまもなく合併されてなくなりますが、同じような「自治体」は全国にまだまだあります。
 もちろん、問題なのは地方だけではありません。本書のなかには、国や政治家についてのほうが、とんでもない数字がたくさんあげられています。
 本書を読めば、何らかの感情(たぶん、政治家や役人への怒り)が湧き上がり、何か言ったり書いたりしたくなるのではないでしょうか。少なくとも投票には行きたくなると思います。そうしないと754円をドブに捨てることになるのです。その数字の根拠は本書をご覧ください。

2005年5月刊より

2005/05/20

著者プロフィール

伊藤惇夫

イトウ・アツオ

1948(昭和23)年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒。約二十年間の自民党本部勤務を経て新進党に移る。その後、太陽党、民政党、民主党の事務局長に就任。2001年退任し、明治学院大学、日本大学非常勤講師、政治アナリスト。著書に『政党崩壊』『永田町「悪魔の辞典」』など。

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