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武器はマイクと心意気! 文化放送プロデューサーの現場発体験的ラジオ論。

ラジオ記者、走る

清水克彦/著

748円(税込)

本の仕様

発売日:2006/03/20

読み仮名 ラジオキシャハシル
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 190ページ
ISBN 978-4-10-610158-8
C-CODE 0236
整理番号 158
ジャンル マスメディア
定価 748円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2012/07/27

予算はわずか。スタッフは少ない。海外支局も無い。永田町で番記者に邪険にされ悲哀を感じることも度々。それでもラジオには意地と心意気と知恵がある。戦争、震災、大統領選……あらゆる現場へマイク一本片手にラジオ記者は向かう。時に大物代議士を口説き落とし、時にファーストレディに身を捧げる。文化放送プロデューサーによる現場発のラジオ論。地味な奴だとお思いでしょうが、ラジオはこんなに面白い!

著者プロフィール

清水克彦 シミズ・カツヒコ

1962(昭和37)年愛媛県生まれ。文化放送プロデューサー。江戸川大学非常勤講師。早稲田大学教育学部卒業後、文化放送入社。政治記者やニュースキャスター、番組プロデューサーなどを歴任。著書に『わが子を名門小学校に入れる法』『父親力で子どもを伸ばせ!』がある。

目次

まえがき
1 田中眞紀子代議士を口説き落とした日
涙が出た眞紀子氏の参戦
新ワイド誕生
超大物もラジオを忘れない
2 ラジオ報道の現場
大地震からタマちゃんまで
総理の死去をスクープ
三島由紀夫最後の声
テレビによるニュース戦争
進化するラジオニュース
ニュースデスクの腕次第
デスクの目が回る一日
民放で一番地味なキャスター
現場を知っているから言えるコメント
3 孤軍奮闘の永田町取材
選挙報道を一人でカバー
テレビは強い
永田町取材の悲哀
女性記者の突撃
記者会見ではいつも劣勢
ラジオ記者のひそかな逆襲
放送局初の政治塾旗揚げ
政治家取材の原則
テレビに助けられる時もある
4 戦争取材にも出かける
必死で勝ち取る、羨望の海外取材
湾岸危機で突如、出張命令
フセインと命がけのドライブ
マイクが世界で拾った言葉
5 火砕流、大震災の現場レポート
普賢岳の噴火
ついに火砕流発生
阪神淡路大震災、ラジオ取材はひたすら歩く
6 ファーストレディに身を捧げ
新機軸はヒラリー陣営のボランティア
スタッフと記者の一人二役
スパイ疑惑発生
ヒラリーの圧勝
7 「石炭メディア」ラジオの未来
ラジオは石炭、テレビは石油
八十歳の意地
ラジオにおけるIT革命
コラム
 ラジオ学集中講座
(1)ラジオ局員の給料
(2)ラジオで頭を良くする
(3)懸賞を当てる技術
(4)ラジオで身を守る
(5)深夜放送の人間関係
(6)ラジオは団塊と歩む
(7)ラジオは民宿である

担当編集者のひとこと

弱者の武器

 この本の担当者である私はかつて週刊誌の記者をやっていました。
 新聞などと違い、支局はないので、何か事件があれば全国のどこへでも飛ばされます。そしてまずは警察署に行って、事件についての基礎的な情報を広報担当(大抵副署長)に聞きます。
 このときに、普通に広報してくれる担当者ならばいいのですが、一定の確率で「雑誌? 雑誌はクラブに入っていないから駄目だよ」と言う担当者がいます。
 すると、「いや、そちらは公務員なんだから、記者クラブにしか対応しないというようなことはおかしいでしょう」と言い返し、押し問答を繰り返し、ようやく向こうも多少の情報を出す、ということがよくありました。 最終的には話を聞けるからいいのですが、それでも面倒です。ですから「クラブがある、新聞、テレビはいいなあ」と思ったものでした(実際には向こうは向こうで色々大変で、巷間よく目にする「記者クラブ批判」にはあまり意味を感じませんが)。
 しかし、この本を読むと「クラブがあってもラジオは大変だなあ」ということがよくわかります。ラジオの場合、永田町の記者クラブに所属はしていますが、実に立場が弱い。選挙特番で、「話し合い」の結果、どんどんテレビに出演者の時間を奪われていくあたりは、泣けてきます。
 もちろん、やられっぱなしというわけではありません。ラジオ記者たちは、デメリットをメリットに変えて取材を続けています。人数が少なければその分、フットワークは良くなる。身軽だからこそ歩いて取材もできる。そのたくましさには感動します。
 誰もが青春時代に一度はお世話になったラジオ。そこでマイク一本を武器に走り回る記者たちの奮闘ぶりをお読み下さい。

2006年3月刊より

2006/03/20

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