好かれる方法―戦略的PRの発想―
748円(税込)
発売日:2006/09/20
- 新書
- 電子書籍あり
自民党の大勝、キシリトールの普及、タマちゃん騒動等々に携わった、PR会社のトップが伝える好感度を上げる知恵と危機管理のノウハウ。ビジネスはもちろん、人間関係にも応用できるヒントと示唆に満ちた一冊!
「真意が伝わらない」「好感度が低い」「知名度が上がらない」……多くの企業や個人が抱えるこれらの問題は、相手に原因があるわけではありません。必要なのは、自分から情報を戦略的に発信する「PR」の技術なのです。自民党、キシリトール、タマちゃん等々、様々なブーム、騒動に携わったPR会社のトップが伝える戦略的PRの発想法。ビジネスはもちろん、人間関係にも応用できる知恵が詰まっています。
書誌情報
読み仮名 | スカレルホウホウセンリャクテキピーアールノハッソウ |
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シリーズ名 | 新潮新書 |
発行形態 | 新書、電子書籍 |
判型 | 新潮新書 |
頁数 | 192ページ |
ISBN | 978-4-10-610184-7 |
C-CODE | 0234 |
整理番号 | 184 |
ジャンル | マーケティング・セールス |
定価 | 748円 |
電子書籍 価格 | 660円 |
電子書籍 配信開始日 | 2012/08/31 |
蘊蓄倉庫
『好かれる方法』の著者が社長を務めるPR会社では危機管理に関するトレーニングを行っています。不祥事などで謝罪記者会見をする際には、企業側の会見者は服装にも気を遣わねばなりません。そうしたファッションへのアドバイスも行っています。妙に目立つ格好、無駄に高そうなスーツなどは避けたほうがいいようです。見落とされがちなのは、「カフス」。会見中、音がカチャカチャうるさいために、テレビやラジオのような音声を収録するメディアの取材陣の不興を買うからです。
担当編集者のひとこと
キシリトールからタマちゃんまで
あっという間に定着してしまう言葉というものがあります。最近だと、「ミクシィ」がそうかもしれません。それまでももちろん多くの人が知っていたわけですが、上場を機に一気にメディアへの露出が増えました。
今では知らない人がいない会社、ライブドアも一昨年のプロ野球団買収騒動以前には、さほど有名ではなかったはずです。
キシリトールという甘味料の名前も、一気に有名になった言葉でしょう。詳しくは知らなくても、多くの人が「歯にいいガムに入っているやつ」くらいの知識はあるはずです。
『好かれる方法』の著者が社長を務めるプラップジャパン社は、このキシリトールの普及に一役を買ったPR会社です。同社の仕事は多岐に及んでおり、時には自民党の選挙戦に、またある時はアザラシのタマちゃんブームに関わっているという具合です。さらには不祥事を起した企業の危機管理を手伝うということもあるそうです。
知名度や好感度を上げたい、不祥事を上手に切り抜けたい、といったニーズがあるのは企業に限ったことではありません。会社内でも、場合によっては家庭内でもそういう局面があるはずです。具体的に家庭内でどのような場合にそのニーズが生じるかはここでは省きます。
ともあれ、すべての人にとって必要な「好かれる方法」に関する知恵がこの本には詰まっています。
2006/09/19
著者プロフィール
矢島尚
ヤジマ・ヒサシ
1943(昭和18)年東京生まれ。慶応義塾大学法学部法律学科、同大学新聞研究所卒。PR会社勤務を経て独立。1970年に(株)プラップジャパンを設立し、代表取締役社長に就任し現在に至る。2005年同社をジャスダック証券取引所に上場。著書に『PR会社の時代』。