会議で事件を起こせ
748円(税込)
発売日:2006/11/20
- 新書
- 電子書籍あり
悪い会議を一掃! 組織人必読の「会議の技術」決定版。
誰か一人が延々と喋り続ける「独演会現象」、皆が他人の顔色を窺う「様子見現象」、いつの間にか提案者が吊るし上げられる「被告人現象」、雑談だけで終始してしまう「脱線現象」等々。いま、あなたの参加する会議にはどんな問題現象が起きていますか。実際の会議の流れに即して、平社員でも管理職でも今すぐ使えるコツを伝授。ちょっとした技術と、ほんの少しの勇気であなたの会議は生まれ変わります。
書誌情報
読み仮名 | カイギデジケンヲオコセ |
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シリーズ名 | 新潮新書 |
発行形態 | 新書、電子書籍 |
判型 | 新潮新書 |
頁数 | 208ページ |
ISBN | 978-4-10-610190-8 |
C-CODE | 0234 |
整理番号 | 190 |
ジャンル | ビジネス実用、事典・年鑑・本・ことば |
定価 | 748円 |
電子書籍 価格 | 660円 |
電子書籍 配信開始日 | 2012/02/24 |
蘊蓄倉庫
『会議で事件を起こせ』の中には、会議を改善するためのアイディアがたくさん書かれています。すぐに出来そうなものの一つが「いきなり立ち上がる」。議論が停滞しているときに、何か理由をつけて立ち上がってみて下さい。自分の視野が広がるだけではなく、会議の雰囲気に「動き」が出るそうです。もちろん、眠気防止にも役立ちます。
担当編集者のひとこと
会議は面倒くさい
私は入社以来ずっと週刊誌の編集部にいました。そのため数年前に新書の編集部に配属されてからは、仕事の流儀の違いに驚きました。その一つが会議の長さ、多さです。
週刊誌の場合、会議といっても編集長が「この件は君が担当してね」でおしまい。後は報告をするだけです。 ところが、書籍の編集部は定期的に会議があります。それもまあ意味がありそうなものもあれば、何だか話が長くて長くて、「そんなこと全部、配った紙に書いてあるじゃねえか。大体、活字で物を伝える仕事なのに、何で口で伝えるんだよ。ああつまらん。ああ腹減った」というように思うものもあったわけです。しかしこれが会社というものなのかもしれない、いやきっとそうなんだろう、と思っていました。
そんなあるとき、雑誌の記事で、会議改善をコンサルティングしている山田豊さんの存在を知りました。そして(途中の数年を省略)出来上がったのがこの本です。
当時、山田さんにお願いしたのは「自分のようなヒラ社員でも会議を変えられる、そんなアイディアが入った本にしてください」ということでした。そして、この本にはそんなアイディアが詰まっています。
「ああつまらん」と思っている会議をつまんなくしている一因は自分にもあった、そんなことも気付かせてくれました。残念ながら「会議が楽しくて楽しくて仕方ないったらありゃしない」というような境地には至っていませんが、会議で感じるストレスが激減したのは間違いありません。
2006/11/24
著者プロフィール
山田豊
ヤマダ・ユタカ
1967(昭和42)年東京生まれ。埼玉大学工学部卒業。(株)日本能率協会コンサルティング経営戦略事業部チーフ・コンサルタント。幅広い業種、分野における業務改善や、組織の活性化に関する多くのコンサルティング実績を持つ。著書に『本物の会議』(共著)など。