ホーム > 書籍詳細:「法令遵守」が日本を滅ぼす

閉塞感、事なかれ主義、蔓延する弊害の数々……。あなたの会社もコンプライアンス病?

「法令遵守」が日本を滅ぼす

郷原信郎/著

734円(税込)

本の仕様

発売日:2007/01/17

読み仮名 ホウレイジュンシュガニホンヲホロボス
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 190ページ
ISBN 978-4-10-610197-7
C-CODE 0236
整理番号 197
ジャンル マスメディア、ビジネス・経済
定価 734円
電子書籍 価格 648円
電子書籍 配信開始日 2013/06/28

「申し訳ございません。違法行為を二度と起こさないよう、コンプライアンスを徹底いたします」とは、不祥事を起こした際の謝罪会見での常套句。だが、こうした「コンプライアンスとは単に法を守ること」と考える法令遵守原理主義そのものが、会社はおろか、この国の根幹をも深く着実に蝕んでいるのだ。世の中に蔓延する「コンプライアンス病」の弊害を取り上げ、法治国家とは名ばかりの日本の実情を明らかにする。

著者プロフィール

郷原信郎 ゴウハラ・ノブオ

1955(昭和30)年島根県生まれ。東京大学理学部卒。東京地検特捜部、長崎地検次席検事などを経て、2005年から桐蔭横浜大学法科大学院教授、同大学コンプライアンス研究センター長。警察大学校専門講師、防衛施設庁や国土交通省の公正入札調査会議委員なども務める。

目次

まえがき
第1章 日本は法治国家か
非公式システムとしての談合/官民一体の違法制度づくり/合理的な「富の配分システム」/公然と行なわれた違法行為/生じ始めた弊害/「隠蔽」を生んだ制裁強化/独占禁止法の不幸な生い立ち/企業は放っておけば悪事を働く?/全面開花した独禁法/企業に脅威の課徴金/公取委と独禁法の敗北/形だけの談合排除宣言/証拠隠しと徹底抗戦/白旗を上げたゼネコン/そして危機に陥る公共工事
第2章 「法令遵守」が企業をダメにする
ライブドア事件は事件か?/かねてから批判されていた経営手法/唐突な検察の違法判定/危うい「村上ファンド事件」捜査/大きく歪んだ法律の意義/インサイダー取引容疑は成立するのか/形式的には法を守ったライブドア/法令遵守が市場をダメにする/法の失敗が招いた耐震強度偽装事件/安全を支えたのは「信用」と「倫理」/建築基準法の幻想/法の強化は安全確保につながらない/不正車検事件の本末転倒/パロマ事故はなぜ事件になったのか/法令遵守が引き起こした社会的非難
第3章 官とマスコミが弊害を助長する
「法令遵守」の弊害/組織の隙間が危ない/法の背後には何があるのか/国家予算という法令/法に基づかない行政指導/経済社会から切り離された官僚たち/違法か否かにこだわるマスコミ報道/当局の判断に追従する記者クラブ/コスト・パフォーマンスのよい「善玉」「悪玉」報道
第4章 日本の法律は象徴に過ぎない
特殊な日本の司法/法律家は巫女のような存在/象徴に過ぎなかった経済法令/密接に関連しあう法律たち/経済活動に介入し始めた検察/特捜検察の武器は「贈収賄」/世論に敏感な捜査方針/求められる経済検察としての役割
第5章 「フルセット・コンプライアンス」という考え方
フルセット・コンプライアンスの五つの要素/潜在的な社会要請を把握せよ/組織づくりに完成はない/いかに組織を機能させるか/頭を下げただけでは不祥事再発は防げない/世間に問題を認識させる/パロマが陥った罠/東横インに足りなかったもの
終章 眼を持つ組織になる
法令は環境変化を知る手がかり/環境変化と企業活動/組織は「環境への適応」で進化する/眼を持つ組織になる
あとがき

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