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金田一先生の世界一汚い、そして面白い授業が始まる!

「汚い」日本語講座

金田一秀穂/著

748円(税込)

本の仕様

発売日:2008/12/17

読み仮名 キタナイニホンゴコウザ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 207ページ
ISBN 978-4-10-610293-6
C-CODE 0280
整理番号 293
ジャンル 言語学
定価 748円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2012/04/27

「汚い」とはいったい何か。見た目か匂いか、触った具合か、それとも文化か慣習か――。「鼻くそ」からはじまって、金田一先生の授業は言語学から文化人類学、精神病理学に構造人類学等を経て、人類の起源そのものへとさかのぼっていく。自由自在にさまよい、動いていく思考の軌跡が、ひとつの日本語がたどって来た壮大なドラマを解き明かす。学識とユーモアにあふれた、世界一汚い、そして面白い言語学講座。

著者プロフィール

金田一秀穂 キンダイチ・ヒデホ

1953(昭和28)年東京都生まれ。杏林大学外国語学部教授。上智大学心理学科卒、東京外大大学院日本語学専攻修了。アメリカ、中国、東南アジア、南米各国で日本語研究と指導に携わる。『新しい日本語の予習法』ほか著書多数。言語学者の京助、春彦は祖父、父にあたる。

目次

はじめに
第一時間目 「汚い」のオリエンテーション
目くそ鼻くそ/「あ」という感情/アジアのトイレ/傍らにあるマイナス/エスとエムの倒錯
第二時間目 字義では視覚か、触覚か
見た目が第一?/辞書のトートロジー/触る事情/わけの分からなさ
第三時間目 触るという身体知
アメーバの気持ち/原始のシグモタクシス/掻くという愉悦/アクティブタッチの大切さ/アレを触る
第四時間目 メタファーによって認識する
ふぐ刺しと菊花/三島由紀夫の嘘/アナログ感覚をデジタル化/プラシーボ効果/時間が川になる/五感のヒエラルキー/文学的例外
第五時間目 ことばの意味と使い方
位相の違い/見た目と顕微鏡の違い/品詞と意味の違い/明示知と暗黙知
第六時間目 相対と絶対のあいだ
「小」という接頭辞/「な」系と「い」系の形容詞/“がる”テスト/気持ちと見た目の判断
第七時間目 文化と習慣から考える
日本人と箸の神聖性/中国人と食器の共有/キスの起源は口移し?/鴎外と鼻くそ/ネバネバは毒か
第八時間目 所有と裁量から考える
二つのケーキ/ポットラッチと鉄の発見/ピアスと耳の自由裁量権/ピエタ像とタリバンの石仏/セックスに類する行為
第九時間目 なぜ「汚い」を恐れるのか
様ざまな恐怖/『不潔が怖い』から/脳の化学反応を抑える/「常識的」という思い込み/価値観同士の争い
第十時間目 中心と周縁の境界線上にて
負のマーク/都市伝説“トイレの花子さん”/中途半端な外人/両義性という禁忌/節目としての「出アフリカ」/生得的コミュニケーション
第十一時間目 アナログからデジタルへ
イブのことば/心の理論/ことばとコンテキスト/高崎山のニホンザル/象徴的な思考/hmmmmm/ホモサピエンスのデジタル言語
第十二時間目 「汚い」の起源と日本人
固有名詞かファティックか/「YUK!」と「ばっちい」/アナログ的な叫び声/死への恐怖/「怖い」「汚い」の二層構造/日本人の美学

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