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60歳からの青春18きっぷ

芦原伸/著

748円(税込)

発売日:2009/11/16

  • 新書

もういちど、気ままな旅に出よう。

青春18きっぷを「若者の旅の道具」と思うなかれ。おじさん、おばさんが使ったって全然かまわない。いや、むしろお金も時間も自由になる中高年世代にとってこそ、使い勝手の良い切符なのだ。鈍行列車専用の18きっぷは、別の手段と組み合わせることで、可能性が無限に広がる。本書では、テーマ別に分けた50のモデルコースを紹介し、知って得する「裏わざ」も惜しみなく大公開。さあ、時刻表を片手に出発だ!

目次
まえがき
第一部 「青春18きっぷ」入門
第一章 おじさん、おばさんでも使える「青春18きっぷ」
第二章 初心者向け利用案内
第三章 「青春18きっぷ」の裏わざ
第二部 テーマ別モデルコース
(1)初心者向け
森と湖を楽しむ北国の旅(札幌発・日帰り)
八ヶ岳をめぐる高原列車の旅(新宿発・日帰り)
房総半島周遊紀行(東京発・日帰り)
吾妻線温泉紀行(上野発・一泊二日)
斑鳩・奈良・京都をめぐる(名古屋発・一泊二日)
若狭日帰り紀行(大阪発・日帰り)
瀬戸内名城めぐり(大阪発・一泊二日)
ハウステンボス・佐世保・長崎(博多発・一泊二日)
(2)街道をゆく
中山道、木曾街道の「江戸」を歩く(上野発・二泊三日)
日光街道、奥州街道、陸前浜街道をゆく(上野発・三泊四日)
甲州街道、伊那路に戦国時代を思う(東京発・二泊三日)
山陰道 歴史探訪(京都発・三泊四日)
四国遍路道、どん行巡礼(大阪発・三泊四日)
(3)歴史をたずねる
上杉謙信の道(上野発・二泊三日)
戦国時代の古戦場をめぐる(名古屋発・日帰り)
関ヶ原古戦場と琵琶湖をめぐる(名古屋発・一泊二日)
義経逃避行 最上川を下って夢の跡へ(仙台発・一泊二日)
戊辰戦争の道(上野発・二泊三日)
みちのくの雄、伊達、上杉の城下町をゆく(上野発・二泊三日)
西南戦争の跡を訪ねる(博多発・三泊四日)
伊賀・甲賀、忍びの道(名古屋発・日帰り)
(4)小京都をたずねる
みちのくの小京都、角館と弘前(仙台発・三泊四日)
高山・越中八尾・金沢をめぐる(名古屋発・二泊三日)
山陰の小京都、萩・津和野と石見銀山(大阪発・四泊五日)
九州の小京都、日田・豊後竹田を歩く(博多発・一泊二日)
(5)おくのほそ道
青春18きっぷで行く「おくのほそ道」―東北篇―(上野発・四泊五日)
青春18きっぷで行く「おくのほそ道」―北陸篇―(上野発・四泊五日)
(6)そばの道
信州・越後そば街道――松本、長野、小千谷(新宿発・二泊三日)
会津そば街道――会津若松、山都(上野発・二泊三日)
山形そば街道――村山、山形、寒河江(仙台発・一泊二日)
(7)名湯・秘湯を楽しむ
身延線をめぐる――下部温泉、奈良田温泉(新宿発・一泊二日)
信濃路湯けむり紀行――浅間温泉、野沢温泉(新宿発・一泊二日)
但馬・美作名湯紀行――城崎温泉、湯村温泉、奥津温泉(大阪発・二泊三日)
湯の国、大分を満喫する――天ヶ瀬、由布院、別府、長湯(博多発・二泊三日)
(8)日本の山河をめぐる
北海道の大自然をどん行の窓から見る(札幌発・二泊三日)
只見川に沿って走る(上野発・一泊二日)
富嶽三六景を堪能する(東京発・日帰り)
中央、南、北アルプスを周遊する(名古屋発・一泊二日)
(9)海辺をゆく
津軽半島と三陸荒磯紀行(仙台発・三泊四日)
半島一周南紀の旅(名古屋発・一泊二日)
琵琶湖と若狭湾をめぐる(大阪発・日帰り)
玄界灘、大村湾、有明海を眺める(博多発・日帰り)
(10)里山紀行
房総の里山をゆく(東京発・一泊二日)
北海道の里山、里海をめぐる(札幌発・二泊三日)
丹波山地、保津峡をめぐる(大阪発・日帰り)
中国山地の里山を縦断(大阪発・二泊三日)
(11)酒と魚に舌鼓
越後の地酒、地魚を味わう(上野発・一泊二日)
氷見港、三国港の旬の旅(名古屋発・一泊二日)
宍道湖七珍を味わう(大阪発・一泊二日)
瀬戸内海、渦潮の幸を求めて(大阪発・一泊二日)
番外篇 名人たちの活用術
一枚のきっぷを五人で使いきる 秋沼ようこ
18きっぷで机上旅行 小野純一
“事件”に有効だった18きっぷ 武田元秀
赤い18きっぷで行くトンネル駅めぐり 富田康裕
目線を変えて、旅の可能性を無限大に 根本健太郎
スケッチの旅の友 吉永直子

書誌情報

読み仮名 ロクジッサイカラノセイシュンジュウハチキップ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書
判型 新潮新書
頁数 192ページ
ISBN 978-4-10-610338-4
C-CODE 0226
整理番号 338
ジャンル 趣味・実用
定価 748円

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ホテルも安くなる

「青春18きっぷ」の利用者は、JRグループのホテルを割り引き価格で利用することができます。あらかじめ予約センターに申し込み、当日ホテルのフロントできっぷを提示すればOK。JRグループのホテルは駅に近い(というか、くっついている)ので、早朝や深夜の出発・到着の際には好都合です。もっとも、宿泊サイトの割り引き価格の方が安いケースもあるようですから、「安さ」にこだわる向きは、ネットサーフィンされることをおすすめします。
掲載:2009年11月25日

著者プロフィール

芦原伸

アシハラ・シン

1946(昭和21)年三重県生まれ。ジャーナリスト、紀行作家。1970年に北大文学部を卒業し、フリーライター、週刊誌の取材記者に。1972年、「旅と鉄道」誌デスクとして鉄道ジャーナル社に入社。1976年に独立。『鉄道ひとり旅 郷愁の昭和鉄道紀行』など著書多数。

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