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テレビ局の裏側

中川勇樹/著

770円(税込)

発売日:2009/12/17

書誌情報

読み仮名 テレビキョクノウラガワ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 207ページ
ISBN 978-4-10-610341-4
C-CODE 0236
整理番号 341
ジャンル マスメディア
定価 770円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2012/05/25

CM↓ 番組制作費↓ 視聴率↓ 崩壊する巨大メディアの内幕。

明るい画面のすぐ裏で、スタッフは余ったロケ弁当で空腹をしのぎ、人気出演者は降板宣告に怯え、経営陣はタメ息をつく。広告費の激減、視聴率の恒常的低下……テレビという巨大産業が、もがき苦しんでいる。なぜ新聞を読み上げるだけの「情報番組」が横行するのか? なぜあの看板キャスターが交代したのか? スポンサーの地雷はどこにあるのか? ベテランディレクターが非難覚悟で業界の問題点と未来を実況中継。

目次
はじめに
第1章 決して放送しない話
《再現》/テレビが生む格差/同じ仕事で500万の差/ワイドショーのスタッフシフト/給与ランキングの最上位者/バッカなのは誰?
第2章 なぜ必ず徹夜になるのか
《再現》/「すぐに電話」が原則/ロケ装備は1000万円/編集マンを奪い合う/テロップミスが起きる理由/悩んだら「ひらがな」/本番を迎えるスタジオ/番組の指揮所/放送作家になるには/スポーツ番組にも作家/芸人に付いて出世する/1日に3局、打ち合わせ6つ/貧しくても高級車/アナウンス室の女性たち/局直営の「スクール」/男は声だけ、女子は進行役/フリーアナと30歳定年/ディレクターの野望/テレビは憧れの職場か
第3章 捏造してでも叶えたかった
《再現》/追い込まれたディレクター/「あるある大事典」の真実/ネタはNHK番組から/正確さは後回しに/無理は無能の証拠/放送局は見抜けなかったか/情報番組と報道番組/ニュースも数字が要る/バラエティの4カ条/スポーツ中継でのウソ
第4章 「決定的瞬間」はつくりもの
《再現》/テレビは全部やらせか/その「仕込み」は許される?/本物の「援交」学生を探せ/激写! の中身で解雇/「アポなし」という演出方法/日テレ社長の開き直り/2種類の「出動シーン」/本物より芝居がよかった/ゴミ屋敷の主を怒らせる/その制服をどう使う/「境界線はない」
第5章 人気番組ほどつらい
《再現》/知られざる予算ダウン/制作費はたった3割/ギャラで番組が傾く/報道部門が金を食う/新聞記事を読み上げるワケ/キー局間の売り上げ差/「視聴率三冠王」を宣伝/スポットCMとGRP/こっそりCMしたい/選ばれた6600世帯/視聴率操作を狙った男/冬のラーメン、夏のスズメバチ/「山場CM」はなくならない/「またぎ」と「フライング」/気がつくと次の番組
第6章 お詫びの対象になります
《再現》/ボツになった「サラ金」企画/「CMはトイレタイム」事件/CMの間引きが発覚/「お詫び企画」はどれか/タイアップの威力/これでスポンサーが怒った/配慮するか、報道するか
第7章 視聴者が変わる、テレビが変わる
《再現》/憲法にない「報道の自由」/放送外ビジネスへ動く/画面の中の4000億円市場/あの俳優がなぜここに?/絶好調の邦画ビジネス/深夜アニメが増える/デジタル化を喜べない/NHKオンデマンドの衝撃/数字に現れない視聴者/それぞれのゴールデンタイム
おわりに
主要参考文献

蘊蓄倉庫

ディレクターならではの《再現》

『テレビ局の裏側』の著者中川勇樹氏は、現役のテレビディレクター。この本が他とちょっと違っているのは、情報番組などでよく見られる《再現》があることです。もちろん、お伝えするのはテレビ局など番組制作現場の風景、それもよくある「問題のシーン」。収録が終わった後の食事の「格差」、生放送番組を担当するテレビマンが経験する悔しくて堪らないミス、放送作家とスタッフとの力関係……。各章の冒頭をお読みになると、続く解説を読むのが止まらなくなるはずです。
掲載:2009年12月25日

著者プロフィール

中川勇樹

ナカガワ・ユウキ

テレビディレクター。報道から情報番組、バラエティまで幅広く番組制作を手がけておよそ二十年。制作会社に勤務の後、フリーになる。テレビ局を舞台にしたコミック『ムカンノテイオー』『やる気アナ ムキコ!』を「HTロクシス」名で監修・取材協力している。

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