ホーム > 書籍詳細:大本営参謀は戦後何と戦ったのか

日本軍再建、吉田茂暗殺、トリプル・スパイ……。1945年、帝国軍人たちは新たな戦いを開始した。【CIA機密文書が示す驚愕の事実!】

大本営参謀は戦後何と戦ったのか

有馬哲夫/著

880円(税込)

本の仕様

発売日:2010/12/17

読み仮名 ダイホンエイサンボウハセンゴナニトタタカッタノカ
シリーズ名 新潮新書
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 255ページ
ISBN 978-4-10-610400-8
C-CODE 0221
整理番号 400
ジャンル 日本史
定価 880円
電子書籍 価格 660円
電子書籍 配信開始日 2011/06/17

大本営参謀たちにとって、敗戦は「戦いの終わり」を意味しなかった。彼らは戦後すぐに情報・工作の私的機関を設立し、インテリジェンス戦争に乗り出したのである。国防軍の再興を試みた者、マッカーサーの指示で「義勇軍」を作った者、そして吉田茂暗殺を企てた者……。五人の誇り高き帝国軍人は何を成し遂げようとしたのか。驚愕の事実がCIAファイルには記録されていた。機密文書から読み解く昭和裏面史。

著者プロフィール

有馬哲夫 アリマ・テツオ

1953(昭和28)年生まれ。早稲田大学社会科学総合学術院教授(公文書研究)。早稲田大学第一文学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得。2016年オックスフォード大学客員教授。著書に『原発・正力・CIA』『歴史問題の正解』など。

目次

プロローグ――軍閥は生き残った
第一章 戦後の「軍閥」と「地下政府」
日本の武装解除と治安維持に「軍閥」は必要不可欠だ。
そう考えたGHQは民主化に彼らの力を使うことにした。
第二章 国防軍を夢見た男――河辺虎四郎ファイル
GHQの下請けでインテリジェンス活動をした河辺機関。
しかし彼らの最大の目的は再軍備の主導権を握ることだった。
第三章 マッカーサーの「義勇軍」を率いた男――有末精三ファイル
戦後、義のために中国共産党との戦いに挑んだ日本義勇軍。
その裏で糸を引いていたのはマッカーサーだった。
第四章 吉田茂暗殺計画の首謀者にされた男――服部卓四郎ファイル
吉田茂を暗殺せよ――極秘計画はなぜ漏れたのか。
その背後には再軍備にまつわる暗闘があった。
第五章 変節しなかったトリプル・エージェント――辰巳栄一ファイル
中国国民党、GHQ、吉田茂の三者から信頼を得た辰巳。
彼は「裏切り者」だったのか。それとも愛国者だったのか。
第六章 第三次世界大戦アメリカ必敗論を説いた男――辻政信ファイル
元カリスマ軍人、ベストセラー作家にして国会議員。
アメリカが手を焼き続けた男の失踪の裏には何があったのか。
あとがき
年表
参考・引用文献

担当編集者のひとこと

国防のために動いた人たち

『大本営参謀は戦後何と戦ったのか』では、主に5人の元エリート軍人を扱っています。河辺虎四郎、有末精三、服部卓四郎、辰巳栄一、辻政信。いずれも太平洋戦争で帝国陸軍において重要な地位にいた人たちです。
 ということは当然、戦後は「戦争責任」を追及されかねない立場でした。にもかかわらず、彼らは戦犯とはならず、それどころか戦後早い時期からGHQなどと共同で仕事をすることになります。
 占領する側からすれば、すべての元軍人を追放し、処罰していては治安維持も何もできません。有能な人材はある程度活かさざるを得なかったのです。
 また、元軍人たちからすれば、GHQの資金や影響力を利用しながら、日本国の再建に力を尽くすという狙いがありました。実際に彼らは、警察予備隊や保安隊の創設に様々な形で関わっています。
 著者は「あとがき」で、次のように述べています。
「彼らが戦後していたことを賛美したつもりも、貶めたつもりもない。だが、彼らが敗軍の将として無為に余生を過ごしていたなら、日本は現在の国防力すら持てなかった可能性があったと考える(略)
 少なくとも、戦争放棄を自衛力放棄と履き違えて、なすべきことをなさず、今日の惨状を招いてしまったわれわれに(略)彼らを責める資格はないのではないか」 国防に関する政府の無策が露呈している今、先人たちが何をしようとしたのか、何ができて、何ができなかったのか、知っておくのに格好の一冊です。おそらく戦後史の見方が変わるはずです。

2010/12/25

蘊蓄倉庫

吉田茂暗殺計画

『大本営参謀は戦後何と戦ったのか』は、帝国陸軍のエリートたちが戦後何をしたかについて、CIA文書を元に解き明かした一冊です。「吉田茂暗殺計画」という物騒なものまで練られていたことが明かされています。ご存知の通り、計画はまったく実行に移されなかったのですが、それでもCIAはこの計画にかなり注目していました。そこには当時の政治情勢を巡る暗闘があったからです。その詳細はとてもここでは書ききれないので、本のほうでご覧ください。
掲載:2010年12月25日

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