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戦争と平和

百田尚樹/著

880円(税込)

発売日:2017/08/10

  • 新書
  • 電子書籍あり

累計450万部突破。『永遠の0』著者が放つ圧倒的説得力の反戦論!

日本は絶対に戦争をしてはいけない。日本人ほど、戦争に向かない民族はいないのだから――。「ゼロ戦」と「グラマン」の徹底比較から見えてきた、私たちの致命的な欠点とは何か。ベストセラー『永遠の0』に秘めた、本当の想いとは。作家が「何としても戦争を回避しなければならない」という強い想いから真摯に綴った、圧倒的説得力の反戦論。

目次
まえがき
第一章 ゼロ戦とグラマン
極限状況下に短所は現れる/根本から異なる設計思想/職人技を求める日本/高すぎる要求水準/パイロットの命をどう考えるか/ゼロ戦と日本刀/日本には「盾の思想」がない/戦で人が死なない国/悪いことを考えると実現する?/撃たれなければいいのだ/日本国憲法は「万が一」を想定していない/ダメージコントロールを重視したアメリカ/浸水にどう対処するか/閉鎖式格納庫と開放式格納庫/アメリカは防御重視/原爆並みの開発費を投じたVT信管/使い捨てられた熟練パイロット/ガダルカナルの消耗戦/名人芸への過大な期待/救命ボートに釣竿も完備/ヒューマニズムではなく合理主義/遠方からの攻撃能力/データ重視の弊害/牛に引かれて進むゼロ戦/曖昧さを許さない日本人/ハンドルにバリエーションは必要なのか/戦場で銃は使い分けられない/補給の重要性を理解していなかった/石油を死守できなかった/一騎打ち幻想/戦争とは長引くものである/硬直した官僚制度の弊害/弱気になるエリートたち/上層部の無責任体質/戦争の目的/最悪を想定しない日本人
第二章 『永遠の0』は戦争賛美小説か
五〇歳の決心/小説家を目指した動機/戦争を語り継ぐ/戦争は遠い歴史になった/宮部久蔵とは何者か/『永遠の0』で描きたかったもの/朝日新聞からの批判/戦争賛美か?/読まずに批判する人たち/右翼と戦記マニアからの非難/お世話になった人たち/口コミと書店の後押し/そして四五〇万部に
第三章 護憲派に告ぐ
永世中立国スイス/自衛隊は軍隊ではない/能登半島沖不審船事件/世界の軍隊/NATOの戦争抑止力/集団的自衛権に反対する文化人たち/放送法の問題点/机上の空論で国は守れない/日本国憲法を作ったのはGHQ/自衛隊は憲法違反/憲法学者は神学者か/護憲派の論理/九条教という宗教/戦争を回避できるのはリアリスト/リアリストとロマンチスト/日米安保で日本は守られるか/日本を守るのは日本人

書誌情報

読み仮名 センソウトヘイワ 
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 224ページ
ISBN 978-4-10-610731-3
C-CODE 0221
整理番号 731
ジャンル 政治・社会
定価 880円
電子書籍 価格 836円
電子書籍 配信開始日 2020/05/22

著者プロフィール

百田尚樹

ヒャクタ・ナオキ

1956(昭和31)年大阪市生まれ。同志社大学中退。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」等の番組構成を手掛ける。2006年『永遠の0』で作家デビュー。『海賊とよばれた男』(本屋大賞受賞)『モンスター』『大放言』『鋼のメンタル』『夏の騎士』等著書多数。

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