
最新研究が示す 病気にならない新常識
814円(税込)
発売日:2021/01/16
- 新書
- 電子書籍あり
コロナ、生活習慣病、認知症を防ぐには「赤ワイン or 白ワイン」「カレー or ラーメン」「8時間睡眠 or 6時間睡眠」。
病気予防の常識は次々上書きされている。鍵を握る「食事」、「運動」、「睡眠」、「ストレス」について最新の医学が示す新常識とは――「野菜の“適度な毒”の効用」「コーヒーは夕方飲まない」「カレーがアルツハイマーを抑制」「良いストレスと悪いストレスの違い」「認知症予防にベストの運動」「夜更かしは認知症のもと」等々、コロナ時代に知っておくべき33のポイントを医師がわかりやすく説く。
書誌情報
読み仮名 | サイシンケンキュウガシメスビョウキニナラナイシンジョウシキ |
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シリーズ名 | 新潮新書 |
装幀 | 新潮社装幀室/デザイン |
発行形態 | 新書、電子書籍 |
判型 | 新潮新書 |
頁数 | 208ページ |
ISBN | 978-4-10-610890-7 |
C-CODE | 0247 |
整理番号 | 890 |
ジャンル | 家庭医学・健康 |
定価 | 814円 |
電子書籍 価格 | 814円 |
電子書籍 配信開始日 | 2021/01/16 |
薀蓄倉庫
「味噌、キノコ、赤ワイン、カレー」→〇 「寝る前の熱い風呂、スマホ、午後2時以降のコーヒー」→×
免疫力を高める食事のヒントは最長寿県・長野県の食生活にありました。味噌、キノコをたっぷり摂り、赤ワインを地産地消していたのです。そして日本食はがん予防にも効果的。理想は1975年のものだそうです。そしてカレーにはアルツハイマー病を抑える、ある香辛料が入っているとか。また、がん予防には牛肉、豚肉よりも鶏肉の方がいいそうです。
そして睡眠不足はがんの発症率を上げ、心停止リスクも4〜5倍に。なおかつ、夜更かしする高齢者は認知症になりやすいことも判っています。よい睡眠のためには、早朝に太陽光を浴びること、そして寝る前に熱い風呂に入ったり、スマホをいじる事はNGで、午後2時以降はコーヒーを飲まない方がいいのだそう。
すぐに実践できることばかりなので、担当編集も日常生活を見直しました。
掲載:2021年1月25日
担当編集者のひとこと
結局、どうすれば病気にならないのか
基礎疾患のある人や高齢者の方にとって、2021年現在、新型コロナが怖い病気であることは確かですが、科学的に今判っている確かなことは何なのか、どうしたら新型コロナにかからないのかについては、情報が溢れすぎていて、どれが正しいのか正直よく判りませんでした。
そこで研究医であり、臨床医でもある古川哲史・東京医科歯科大学副学長に、国文学科卒の担当編集者にも判りやすく解説してもらったのがこの本です。
「食」「運動」「睡眠」「ストレス」の4つに絞って、何をどう食べればよいのか、どんな運動をどれぐらいすればよいのか、免疫力をあげる良い睡眠のために必要な事、NGな事は何か等々に加え、「良いストレス」と「悪いストレス」があることも、丁寧に教えて頂きました。
新型コロナのみならず、認知症や生活習慣病の予防にもなる、「病気を治す」のではなく「病気にならない」生活をおくるための必携書です。
2021/01/25
著者プロフィール
古川哲史
フルカワ・テツシ
1957(昭和32)年、東京都生まれ。医学博士。1989年東京医科歯科大学大学院医学研究科博士課程修了。同大学副学長。著書に『血圧と心臓が気になる人のための本』『心房細動のすべて――脳梗塞、認知症、心不全を招かないための12章』『心臓によい運動、悪い運動』等。