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小説家になって億を稼ごう

松岡圭祐/著

880円(税込)

発売日:2021/03/17

  • 新書
  • 電子書籍あり

年収億超えの人気作家が本気で伝える禁断のハウツー。前代未聞! 業界震撼!

いま稼げる仕事はユーチューバー? 投資家? いや「小説家」をお忘れでは? ミリオンセラー・シリーズを多数持つ「年収億超え」作家が、デビュー作の売り込み方法から高額印税収入を得る秘訣まで奥の手を本気で公開。私小説でもライトノベルでも、全ジャンルに適用可能な、「富豪専業作家になれる方程式」とは? ここまで書いていいのか心配になるほどノウハウ満載、前代未聞、業界震撼、同業者驚愕の指南書!

目次
はじめに――小説家が儲からないというのは嘘
I部 小説家になろう
第一章 売れるための大原則「現代小説とは何か」
書店に並ぶ小説は小説にあらず/四十人中三十九人は顧客対象ではない
第二章 人々に愛される物語の『想造』とは
脳の需要に脳の供給で応える/顔写真入り登場人物「七人と五人」/舞台設定による登場人物の立体化/ノンフィクション作家と同じ視点を得る/逆打ちプロットとは/『想造』した物語のオリジナリティ
第三章 魅力的なあらすじ
あらすじは誰にも見せるな/四十字×三行で物語を表現する/自然で確実な『想造』のアウトプット
第四章 おもてなしの精神に満ちた執筆方法
どの出版社の編集者もWordを用いる/小説の書き方の基本原則/執筆がうまくいかない時の対処法/自分ひとりに終わらない「推敲」/「よい書き手はよい読み手」の嘘
第五章 貴方の小説をリリースする方法
小説をどうやって世に出すのか/文学新人賞応募とK-POPの共通点/コネがなくても編集者には読んでもらえる/メールまたは電話で分かる編集者の心理/原稿送付「二日後」の重要性/小説投稿サイト参入時の留意点/小説の感想はふたつしかない/ベストセラー作家への道に自費出版は不要
第六章 失敗しないゲラ校閲作業のコツ
四六判か文庫か/ゲラを効率よく校閲する方法/念校を見せてもらうことの重要性/ライトノベルのイラスト作業工程
第七章 プロが儲からない理由は出版契約書
事後承認「出版契約書」の怖さ/印税交渉は種まきの時点から/署名捺印後の「覆水盆に返らず」/出版社との対立とトラブルの回避/新人賞受賞後も契約確認は怠らない
II部 億を稼ごう
第一章 デビューの直後にすべきこと
専業作家になるための各種手続き(1・印鑑/2・開業届/3・銀行口座開設/4・名刺作成/5・事務所/6・執筆環境/7・確定申告/8・作家協会への入会/9・タイトルの商標登録)/二作目にはいつ着手すべきか/SNSと「二人目の編集者」への対処法
第二章 編集者との付き合い方
編集者がなぜ「敵」「悪党」に見えるのか/編集者に期待すべきか/「編集者の態度別」小説家ランク測定法(編集者が打ち合わせに来るのではなく、小説家のほうが会社に呼ばれる/出版社のラウンジでの打ち合わせではなく、雑然とした編集部の机に並んで座らされた/打ち合わせ中に編集者のスマホが鳴り、電話に出るのを優先された/メールの返事が来ない)/異性の編集者に恋心を抱いたら/対面時に発揮される編集者の話術
第三章 デビュー作がヒットした時、しなかった時
成功が確信できるまでの経緯/失敗は誰の目にも明らか/デビュー作が売れなかった場合の二作目の書き方/あらすじの再検討とケース別改善法(「起伏がありすぎる」「起伏がなさすぎる」場合/「展開が速すぎる」「展開が遅すぎる」場合/「終盤の山場が唐突すぎる」「終盤の山場がなかなか盛りあがらない」場合)/名誉挽回のための二作目執筆の注意点/二作目で売れるための心構え/売れない時の心のあり方/新人賞受賞後に失敗しないために/売れたら法人化するべきなのか/売れた作家が気をつけるべきこと/小説家が身を滅ぼすあれこれ/ビジネス拡大のため自腹を切るべきか/ネットレビューの真実を知る/文学賞候補になった場合の心得/時々は初心に戻ること
第四章 映画化やドラマ化への対応
映像化の依頼を受けたら/様々なメディアミックス/小説家が原作者と呼ばれる日/映画化かドラマ化になればベストセラーか/映像化オプション契約とは/「原作者=地主」の心得/製作委員会方式への世間の誤解/映像版制作現場との付き合い方
第五章 ベストセラー作家になってから気をつけること
ベストセラー作家になった貴方の日常/テレビ出演のオファーがあったら/貴方の未来
「売れる」ために読むべし!――「最強の指南書」に寄せて 吉田大助

書誌情報

読み仮名 ショウセツカニナッテオクヲカセゴウ
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 256ページ
ISBN 978-4-10-610899-0
C-CODE 0295
整理番号 899
ジャンル 文学・評論
定価 880円
電子書籍 価格 880円
電子書籍 配信開始日 2021/03/17

著者プロフィール

松岡圭祐

マツオカ・ケイスケ

1968(昭和43)年、愛知県生れ。1997(平成9)年『催眠』で小説家としてデビュー。映像化もされ、ベストセラーとなる。以後、「催眠」「千里眼」「万能鑑定士Q」の三大シリーズをコンスタントに発表し続け、いずれも大ヒットを記録。2014年、「万能鑑定士Q」シリーズでBOOK☆WALKER文芸賞を受賞。2019(平成31)年、『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』が全米で翻訳出版される。近著に『探偵の探偵』『水鏡推理』『ジェームズ・ボンドは来ない』『黄砂の籠城』『ヒトラーの試写室』「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなどがある。

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