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57歳で婚活したらすごかった

石神賢介/著

836円(税込)

発売日:2021/05/17

書誌情報

読み仮名 ゴジュウナナサイデコンカツシタラスゴカッタ
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 222ページ
ISBN 978-4-10-610906-5
C-CODE 0236
整理番号 906
ジャンル 政治・社会
定価 836円
電子書籍 価格 836円
電子書籍 配信開始日 2021/05/17

還暦目前に決意を固め、アプリ、相談所、パーティーを駆使した男が、「クソ老人」と罵られたり、元女優と出会ったり、大失恋して打ちひしがれたりと悪戦苦闘する驚きの婚活ルポ。超実用的「婚活次の一歩」攻略マニュアル付き。

やっぱり結婚したい。57歳で強くそう思った著者は、婚活アプリ、結婚相談所、婚活パーティーを駆使した怒濤の婚活ライフに突入する。その目の前に現れたのは個性豊かな女性たちだった。「クソ老人」と罵倒してくる女性、セクシーな写真を次々送りつける女性、衝撃的な量の食事を奢らせる女性等々。リアルかつコミカルに中高年の婚活を徹底レポートする。切実な人のための超実用的「婚活次の一歩」攻略マニュアル付!

目次
序章 57歳で一人、がつくづく嫌になる
中高年の婚活のもどかしさと屈辱/孤独死が怖い/婚活が一般化した2010年代
第1章 41歳女性に「クソ老人!」とののしられる
婚活アプリは登録者数が多い会社を選ぶべし/女は男に「経済力」を、男は女に「容姿」を求める/プロフィールでは「真剣」「働く」「健康」を強調/写真修正アプリでグレードアップ?/水着姿の女性に目がくらむ/誠実そうな女性の自己紹介文/強気の女性の自己紹介文/女性へのメッセージ文/16歳年下から罵倒のLINE/ラグジュアリー大好きの女性とマッチング/見えないライバルたちとの戦い/中国人女性とは暮らせるか?
第2章 予期せず本気の恋をして打ちひしがれる
プロフィール写真は巧みに加工/価格破壊が進む結婚相談所/結婚相談所登録者は本気度が高い/週末のシティーホテルはお見合いのメッカ/見とれてしまうほど美しい女性?/失恋/3か月で20回以上会い、ふられる/再会/婚活カウンセリングを受講/働きたくない女性が多数派か/カウンセリングで自分の気持ちを整理/婚活では実生活の知り合いに遭遇することも/1円単位まで割り勘にする男/50代婚活女性の奮闘/ハイスペックの男はナンパを疑え
第3章 婚活相手の愛犬に尻をなめられる
少人数化が進む婚活パーティー/上目遣いの33歳/美人局疑惑/自分に向いた婚活を選ぼう/パーティーには自分に適した“街”がある/元女優と出会う/社内不倫生活を逃れるための婚活/夜ごと送られるセミヌード写真/性欲の強さを求められる/雑誌に出たい女性/ベッドで泣かれる/行為中に犬に尻をなめられる/深夜のベッド体操/看護師の秘密
第4章 イベント系婚活は人柄がわかる
酔い止め持参でイチゴ狩りバスツアーへ/年齢幅が広いバスツアー/サービスエリアで男性参加者と連れション/イチゴ狩りをきっかけにデート/婚活ハイキングには甘いものを持参/プロポーズの食事で割り勘を求めた男/婚活料理教室/男同士で情報交換/写経と座禅で寺社婚活
第5章 コロナ禍で追い詰められる婚活者たち
婚活パーティーと飛沫飛ばし/オンライン婚活は背景や照明に一工夫を/パソコン画面に罵声を浴びせる女性/会えない相手とアプリで延々会話/行きつけの店のスタッフとマッチング/生きるための婚活/女性のすべてを引き受けられるか/ミステリアスな女性/トランプ夫人似の金髪美女/デート詐欺/パパ活を求められる
終章 誰かと生きるのではなく、誰かのために生きる
婚活は等価値取引か/今の生活を失っても結婚したいのか/50代以上でもチャンスはある
付録 超実用的「婚活次の一歩」攻略マニュアル
婚活ツールで交際にいたるポイント/婚活アプリでチャンスをつかむポイント/結婚相談所でチャンスをつかむポイント/婚活パーティーでチャンスをつかむポイント/女性が敬遠するタイプ、傾向/自分を印象付けるプロフィール文のポイント

薀蓄倉庫

婚活中のワリカン問題

 デートの際に、男性は女性におごるべきか、ワリカンでいいか。この問題は世代によってかなり感覚が異なるようです。還暦目前の著者の婚活をルポした『57歳で婚活したらすごかった』(石神賢介・著)では、何度も食事にまつわるエピソードが紹介されています。若い世代ではワリカンも抵抗感が無い人が多く、ある程度以上の年齢になると「男が支払うのが当然」と考える女性が多いようです。著者の相手の中には、初デートの店を指定してくる剛の者もいました。もちろん高級レストランです。
 また、ファミレスでの食事のワリカンを1円単位で求めてきた男性に、不満を口にする女性も登場します。
 男女平等は当然なのですが、戦略的観点からは男性は最初からワリカンを求めないほうが良い、というのが著者からのアドバイスです。

掲載:2021年5月25日

担当編集者のひとこと

10年後の『婚活したらすごかった』です

 知り合いのライター、石神賢介さんから婚活をテーマにした本を書きたい、と提案を受けたのは2011年頃でした。50代を目前にして結婚したい気持ちが強くなり、あれこれ婚活をやってみた体験をもとにしたルポを書きたいというのです。
 普通のおじさんの婚活体験ルポに需要はあるのだろうか? そんな風にも思ったのですが、実際に読んでみると悪戦苦闘ぶりはことのほか面白いものでした。このルポ、『婚活したらすごかった』は刊行後、順調に版を重ね、また取材の申し込みも結構来ました。ただ、この時、石神さんは結局いいところまで進みつつも結婚するには至っていません。
 それから10年。
 この間も石神さんとは折に触れて連絡を取っていたものの、
「結婚できましたか?」
 などと無神経に聞くことはできませんでした。
 するとまた少し前に、また結婚したくなって婚活を本格再始動した、その体験をルポにまとめたい、という提案を受けました。結婚できていなかったのです。
 前回は50歳を目前に、今回は60歳を目前にした婚活ということになります。
 普段の石神さんは、仕事柄ということもあってか、還暦目前には見えません。かなり若々しいように思います。ただ、それは見る私のほうも10年分、年を取っているので、目が曇っている可能性もあります。
 実際、前回と比べると今回のほうが婚活は大変だったようです。
 ある時は知り合った女性にLINEで「クソ老人」と罵られたこともありました。多分40代の時ならばそんなことは言われなかったでしょう。
 また、客観的に見て、単に財布代わりに使われてしまったケースもあるように感じます。露骨に「パパ活」を求めて来る人もいたとのことです。
 しかし、こんなことも婚活をしなければ体験できなかったわけで、石神さんは「時間が経てばエンタテインメントだ」と前向きに捉えています。
 今回も、数多くの女性と知り合って、サスペンスチックな体験をしたり、色っぽい誘いを受けたり、大失恋をしたりと悪戦苦闘をした様が赤裸々に書かれています。
 本気で婚活したい中高年の方には実用書として役に立つ、そうでない方には令和、コロナ禍の日本の人間ドラマとして楽しめる1冊です。
 さらに10年後、古希を目前にした婚活ルポは生まれるのでしょうか。

2021/05/25

著者プロフィール

石神賢介

イシガミ・ケンスケ

1962(昭和37)年生まれ。大学卒業後、雑誌・書籍の編集者を経てライターに。人物ルポルタージュからスポーツ、音楽、文学まで幅広いジャンルを手がける。三十代のときに一度結婚したが離婚。著書に四十代のときの婚活体験をまとめた『婚活したらすごかった』など。

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