職務質問
924円(税込)
発売日:2021/10/18
- 新書
- 電子書籍あり
疑われる人とは? 徹底拒否は可能? 正しい対処法は? 〈名人〉の眼力とは? 元警察官の作家が解き明かす「謎多き職質ワールド」!
「こんにちは、お時間いいですか!?」街頭で突然、警察官が声を掛けてくる。実際に職務質問をされた人にも、偶然そこを通り掛かった人にも、数多くの疑問が浮かぶはずだ。「どこをどう疑ったんだ」「任意なら拒否して帰れるだろ……」「持ち物検査なんて横暴だ」「何で同じ人間ばっかり!」善良な市民もそうでない人も、また現場警察官自身も必読。本邦初、元警察官の著者が赤裸々に描く〈街頭の真剣勝負〉の全貌。
書誌情報
読み仮名 | ショクムシツモン |
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シリーズ名 | 新潮新書 |
装幀 | 新潮社装幀室/デザイン |
発行形態 | 新書、電子書籍 |
判型 | 新潮新書 |
頁数 | 288ページ |
ISBN | 978-4-10-610928-7 |
C-CODE | 0236 |
整理番号 | 928 |
ジャンル | ノンフィクション |
定価 | 924円 |
電子書籍 価格 | 924円 |
電子書籍 配信開始日 | 2021/10/18 |
薀蓄倉庫
職務質問の法的根拠は
街中で不審者に声を掛ける「職務質問」。どういう法的根拠で声を掛けて、足止めをしているのか、ご存じない方も多いのではないでしょうか。明文化されている法律上の根拠は警察官職務執行法の以下の部分になります。
(質問)
第2条 警察官は、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行われようとしていることについて知つていると認められる者を停止させて質問することができる。
何だか小難しくて今ひとつわかりにくい、と思われるかもしれません。そういう方はぜひ『職務質問』を読んでみてください。正しい対処法から職務質問の〈名人〉〈神〉のすごい眼力まで、興味深い話が詰まっています。
掲載:2021年10月25日
著者プロフィール
古野まほろ
フルノ・マホロ
東京大学法学部卒業。リヨン第三大学法学部修士課程修了。学位授与機構より学士(文学)。警察庁I種警察官として警察署、警察本部、海外、警察庁等で勤務し、警察大学校主任教授にて退官。2007(平成19)年、『天帝のはしたなき果実』で第35回メフィスト賞を受賞し、デビュー。有栖川有栖・綾辻行人両氏に師事。他の著書に『新任巡査』『新任刑事』『新任警視』『オニキス 公爵令嬢刑事 西有栖宮綾子』『R.E.D. 警察庁特殊防犯対策官室』『警察手帳』『警察官白書』『職務質問』などがある。