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野村萬斎―なぜ彼は一人勝ちなのか―

中村雅之/著

924円(税込)

発売日:2022/03/17

書誌情報

読み仮名 ノムラマンサイナゼカレハヒトリガチナノカ
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 254ページ
ISBN 978-4-10-610944-7
C-CODE 0274
整理番号 944
ジャンル ノンフィクション
定価 924円
電子書籍 価格 924円
電子書籍 配信開始日 2022/03/17

天才は、必然か。偶然か。古典芸能の歴史が丸わかり。

野村萬斎は、今では子どもから大人までその名を知る人気俳優であり、演出家としても活躍する、狂言方・和泉流の能楽師。だが、多くの伝統芸能の役者の中で、なぜ彼だけがそうなれたのか。萬斎個人の軌跡、政官界から作家・永井荷風らともつながる華麗なる家系はもちろん、能・狂言の歴史を丁寧に紐解き、それぞれの流派の背景や、明治維新から戦後、そして現代までの流れをわかりやすく解説する。古典芸能の教養書。

目次
始めに――萬斎をめぐる必然と偶然
第一章 縦横無尽
狂言サイボーグ/口伝が基本/自分で選ぶ/狂言師の卒業論文/イギリス留学/新作の演出/古典の工夫/時代劇の師匠/エイスケさん/「陰陽師」/演劇の俳優として/シェイクスピアへ/「スサノオ」/ロンドンでの日々/「子午線の祀り」/シェイクスピアとギリシャ悲劇/「世田パブ」の芸術監督/枠を超え/ある敏腕プロデューサー
第二章 狂言方の強み
能楽師の格/天覧を目指せ/歌舞伎と能/歌舞伎の演技術/能と狂言/シテ方の演技術/狂言方の演技術/「世阿弥の再来」/掟破りの観世栄夫/興行に向く狂言/生かせなかった強み/発揮される強み
第三章 中庸の芸風
狂言の流儀と家/三つの家/「堅く守って滅びよ」/お豆腐狂言/江戸前狂言
第四章 名人の血脈
加賀藩の町役者/職人兼能役者/万造の上京/万造、騙される/急場しのぎに勤め人/ドサ回りから天覧まで/松の木のように曲がった芸/三宅藤九郎家の継承/六世万蔵/狂言の地位向上/名人芸の兄 理論家の弟/「人間国宝」の三兄弟
第五章 異質な血
華麗なる一族/祖父と永井荷風・高見順/感性と知性
第六章 父の轍
「違いがわかる男」/「芸術家」への決意/錚々たる面々/賛否両論の武智作品/「楢山節考」への挑戦/演劇への回帰/海外公演への思い/崑劇との交流/名伯楽
第七章 二つの壁
剛腕宗家/宗家継承騒動/手強い従兄
終わりに――萬斎がいなかった「東京2020」
付録(1) 家系図
付録(2) 野村萬斎略年譜
主要参考資料

著者プロフィール

中村雅之

ナカムラ・マサユキ

1959(昭和34)年北海道生まれ。横浜能楽堂芸術監督。明治大学大学院兼任講師。伝統芸能プロデューサー。法政大学大学院修士課程修了。著書に『古典芸能てんこ盛り』『日本の伝統芸能を楽しむ 能・狂言』『これで眠くならない!能の名曲60選』などがある。

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