不老脳
836円(税込)
発売日:2023/04/17
- 新書
- 電子書籍あり
前頭葉を鍛えよ! 40代なら余裕、80歳でも間に合う。2022年ベストセラー1位、『80歳の壁』著者の最新作!
どうもやる気が出ない、毎日がワンパターンだ……それ、脳のせいかもしれません。40代から萎縮が始まる前頭葉。意欲や創造性、理性を司る前頭葉が衰えれば前向きな姿勢が失われるばかりか、怒りっぽくなったり、同じ話ばかりしたり、まだ若くても「がんこ老人」のように。でも、いつまでも若さを保つ人がいるのはなぜなのか……? 1万人以上の脳を診てきた著者が贈る、前頭葉を甦らせるためのとっておきの処方箋。
前頭葉を鍛える5ヶ条
書誌情報
読み仮名 | フロウノウ |
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シリーズ名 | 新潮新書 |
装幀 | 新潮社装幀室/デザイン |
発行形態 | 新書、電子書籍 |
判型 | 新潮新書 |
頁数 | 192ページ |
ISBN | 978-4-10-610993-5 |
C-CODE | 0247 |
整理番号 | 993 |
ジャンル | 家庭医学・健康 |
定価 | 836円 |
電子書籍 価格 | 836円 |
電子書籍 配信開始日 | 2023/04/17 |
蘊蓄倉庫
日本人の「平均年齢」
日本人の平均年齢をご存じでしょうか。「平均寿命」ではなく「平均年齢」です。国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集」(2022)によれば、なんと47.6歳。やはり2022年の国連の発表によれば日本の年齢中央値は世界第2位です(1位はモナコの54.5歳)。アメリカや中国が30代後半、インドやインドネシアに至っては20代後半だというのにです。
では、サザエさんの年齢をご存じでしょうか。息子のタラちゃんが2歳、夫のマスオさんが32歳、それがヒントになるかどうか。また、1960年頃の日本人の平均年齢は約29歳だったのですが……。
正解は23歳。今の私たちからすると、ちょっと驚きではないでしょうか。国全体の平均年齢が上がれば、マンガのキャラクターの見え方も変わってくるということなのでしょう。
掲載:2023年4月25日
担当編集者のひとこと
年齢のせいでもメンタルのせいでもない!
いつからでしょうか、自分に対して不思議な感じがしていました。「あれ? なんかヘンだぞ? 前みたいに仕事ができてないぞ?」「アイディアも減った気がする……」「なにが変わったんだろう?」年齢のせいにしたり、前日のお酒や天候、メンタルのせいにしたり……。大ベストセラーを出したばかりの和田秀樹先生とお話ししていたときです。「来年は、“前頭葉”で勝負したいんだよ」「今の日本人は前頭葉が弱ってるんじゃない?」「言葉を操る、情報を処理する、感情を制御する、という役目が前頭葉にはあるけど、意欲や創造性も司るんだよ」そう言われたときに、まさにこれだ! 自分が衰えていたのは前頭葉だったのだ! と気づかされたのです。そう、本書には担当編集者の「自らを回復させたい」という願いが詰まっているのです。本書に記された和田先生のとっておきの処方箋の数々は、砂にしみこむ水のごとく、心にしみ込んでいくはずと思っています。
2023/04/25
著者プロフィール
和田秀樹
ワダ・ヒデキ
1960年生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、高齢者専門の精神科医。著書に『80歳の壁』など多数。