著者プロフィール
織田作之助
オダ・サクノスケ
(1913-1947)大阪市の仕出し屋の家に生れる。三高時代から文学に傾倒し、1937(昭和12)年に青山光二らと同人誌『海風』を創刊。自伝的小説「雨」を発表して注目される。1939年「俗臭」が芥川賞候補、翌年「夫婦善哉」が『文芸』推薦作となるが、次作「青春の逆説」は奔放さゆえに発禁処分となった。戦後は「それでも私は行く」をいち早く夕刊に連載、1946年には当時の世俗を活写した短編「世相」で売れっ子となった。12月ヒロポンを打ちつつ「土曜夫人」を執筆中喀血し、翌年1月死去。
永井一郎
ナガイ・イチロウ
1931(昭和6)年、大阪府池田市生れ。京都大学文学部仏文科卒。会社勤務の後、俳優に転向。新劇からミュージカルまで幅広く活躍。代表作に「本牧めるへん」シリーズがある。「ローハイド」のウィッシュボン役で人気を博し、声優としても活躍。「宇宙戦艦ヤマト」(徳川機関長/佐渡酒造)、「機動戦士ガンダム」(ナレーション)、「未来少年コナン」(ダイス船長)、「うる星やつら」(錯乱坊)、「風の谷のナウシカ」(ミト)、「YAWARA!」(猪熊滋悟郎)、「スター・ウォーズ」シリーズ(ヨーダ)、「ハリー・ポッター」シリーズ(ダンブルドア校長)など数々の名作に出演する。NHK「百歳バンザイ!」などナレーションの仕事も多い。また「サザエさん」では1969年の放送開始以来、波平役を務め、日本中のお茶の間にその「声」を知られている。青二プロダクション所属。
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