李陵
3,300円(税込)
発売日:2005/12/16
- オーディオブック
匈奴の大軍との戦いに敗れ捕虜となった漢の武将李陵。その李陵を弁護し、帝の怒りに触れ宮刑を受ける司馬遷。李陵と同じく虜囚となりながら最後まで匈奴に降ることなく、遂に祖国に戻ることになった漢臣蘇武。三者それぞれの生きざまを通して、酷烈な運命に引裂かれる人間の苦悩を描いた中島敦の代表作。
書誌情報
読み仮名 | リリョウ |
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シリーズ名 | 新潮CD |
発行形態 | オーディオブック |
判型 | [2CD] 140分 |
ISBN | 978-4-10-830176-4 |
価格 | 3,300円 |
著者プロフィール
中島敦
ナカジマ・アツシ
(1909-1942)東京に生れる。東京帝国大学国文科卒。横浜高女で教壇に立つ。宿痾の喘息と闘いながら習作を重ね、1934年、「虎狩」が雑誌の新人特集号の佳作に入る。1941年、南洋庁国語教科書編集書記としてパラオに赴任中「山月記」を収めた『古譚』を刊行、次いで「光と風と夢」が芥川賞候補となった。1942年、南洋庁を辞し、創作に専念しようとしたが、急逝。「弟子」「李陵」等の代表作の多くは死後に発表され、その格調高い芸術性が遅まきながら脚光を浴びた。享年33。
日下武史
クサカ・タケシ
1931年東京生まれ。1953年慶応義塾大学仏文科を中退し、劇団四季の結成に参加。以後、舞台、吹き替え、ナレーションに活躍。舞台「悪魔と神」で1965年芸術祭奨励賞、「ヴェニスの商人」で1977年紀伊國屋演劇賞、「ひかりごけ」で1991年芸術選奨文部大臣賞受賞。1996年紫綬褒章、2002年勲四等旭日小綬章受章。
判型違い
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