随筆集 秋風日記
2,310円(税込)
発売日:2002/11/01
- オンデマンドブックス
信濃追分の初秋の爽やかさ、鏡花の「山海評判記」の読後感、中野重治氏の名座談など、起伏に富む小文を収める第六随筆集。
秋風は蕭々として稲の葉をそよがせ、沈みゆく夕日が村里にさしこむ時、憂愁の思いを筆に託す――信濃追分の初秋の爽やかさ、鏡花の「山海評判記」の読後感、中野重治氏の名座談など、起伏に富む小文を収める第六随筆集。
書誌情報
読み仮名 | ズイヒツシュウシュウフウニッキ |
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シリーズ名 | 新潮オンデマンドブックス |
発行形態 | オンデマンドブックス |
判型 | 新潮オンデマンドブックス |
頁数 | 202ページ |
ISBN | 978-4-10-865233-0 |
定価 | 2,310円 |
著者プロフィール
福永武彦
フクナガ・タケヒコ
(1918-1979)1918年、福岡県生まれ。一高在学中から詩作を始める。東大仏文科卒。1948年、詩集『ある青春』、短篇集『塔』、1952年、長篇小説『風土』を発表、注目を集める。1954年、長篇小説『草の花』により、作家としての地歩を確立。以後、学習院大学で教鞭をとる傍ら『冥府』『廃市』『忘却の河』『海市』など、叙情性豊かな詩的世界のなかに鋭い文学的主題を見据えた作品を発表。1961年『ゴーギャンの世界』で毎日出版文化賞、1972年『死の島』で日本文学大賞を受賞。1979年、死去。
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