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私の文学漂流

吉村昭/著

3,190円(税込)

発売日:2003/10/03

  • オンデマンドブックス

結核に苦しみながら読書に熱中した少年が、逆境を乗り越えて一人の作家となるまでを描く自伝。初期短篇3作併録。

結核に苦しみながら読書に熱中した少年時代。川端康成、梶井基次郎に心酔し、三島由紀夫らを訪ねた大学文芸部の頃。大学を中退して結婚、生活に追われつつも、小説へのいちずな情熱を貫いた同人誌時代。そして四度の芥川賞落選……。逆境を乗り越えて太宰治賞を受賞し、次いで名作『戦艦武蔵』が生まれるまでの軌跡を率直に綴り、一人の作家の誕生を描く自伝。初期短篇「死体」「青い骨」「貝殻」3作併録。

書誌情報

読み仮名 ワタシノブンガクヒョウリュウ
シリーズ名 新潮オンデマンドブックス
発行形態 オンデマンドブックス
判型 新潮オンデマンドブックス
頁数 290ページ
ISBN 978-4-10-865305-4
定価 3,190円

著者プロフィール

吉村昭

ヨシムラ・アキラ

(1927-2006)東京・日暮里生れ。学習院大学中退。1966(昭和41)年『星への旅』で太宰治賞を受賞。同年発表の『戦艦武蔵』で記録文学に新境地を拓き、同作品や『関東大震災』などにより、1973年菊池寛賞を受賞。以来、現場、証言、史料を周到に取材し、緻密に構成した多彩な記録文学、歴史文学の長編作品を次々に発表した。主な作品に『ふぉん・しいほるとの娘』(吉川英治文学賞)、『冷い夏、熱い夏』(毎日芸術賞)、『破獄』(読売文学賞、芸術選奨文部大臣賞)、『天狗争乱』(大佛次郎賞)等がある。

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