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光ファイバ開発とヤマの記憶―日本の技術開発は日本流で―

中原基博/著

1,650円(税込)

発売日:2023/08/30

  • 新潮社図書編集室

日本独自の最先端技術を生み育てた、名もなき研究者たちの群像。

1970年代からNTTで光通信技術の開発・事業化に取り組んだ三十数年間。日本独自の光ファイバ製造技術「VAD法」はいかに生まれ事業化に成功したのか。その果てしなき試行錯誤と挑戦の日々を再現する。そして60歳にして起業した町工場における奮闘の経験も踏まえて確信した、日本の「ものづくり」復活のカギとは。

書誌情報

読み仮名 ヒカリファイバカイハツトヤマノキオクニホンノギジュツカイハツハニホンリュウデ
装幀 光ファイバが生まれる瞬間/表カバー写真、ベター・デイズ(大久保裕文/村上知子)/装幀
発行形態 新潮社図書編集室
判型 四六判
頁数 262ページ
ISBN 978-4-10-910259-9
C-CODE 0095
ジャンル ノンフィクション
定価 1,650円

著者プロフィール

中原基博

ナカハラ・モトヒロ

1943年福岡県田川市生まれ。1969年九州大学大学院理学研究科物理修士課程修了。同年、日本電信電話公社(現NTT)入社。茨城電気通信研究所にて光ファイバ製造技術等の研究・開発に従事。研究成果の事業化のために1994年NTTエレクトロニクス(株)に入社し、光通信を各家庭へ普及させるための各種光部品の商用化を推進。2003年同社辞職。同年(株)中原光電子研究所を設立し、医療、化学分析、半導体、次世代光通信、脱炭素応用などに適用可能な高精度ガラス部品の開発・製造・販売を開始。2023年8月現在、同社特別研究室長。1976年理学博士、1980年度電子情報通信学会業績賞、1999年度大河内記念技術賞、2002年電気通信協会ICT事業奨励特別賞を受賞。応用物理学会、電子情報通信学会、Optical Society of America(Optica)会員。

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