平凡な家庭の歳月を「リア王」に重ね、「昭和」を問う傑作長編小説。

リア家の人々(新潮文庫)
605円(希望小売価格)
配信開始日:2020/01/31
- 電子書籍
帝大出の文部官僚である砺波文三は、妻との間に3人の娘をもうけた。敗戦後、文三は公職追放の憂き目に逢うが、復職の歓びもつかの間、妻はがんで逝く。やがて姉たちは次々に嫁ぎ、無口な老父と二人暮らしとなった年の離れた末娘の静は、高度成長の喧噪をよそに自分の幸せを探し始めていた。平凡な家族の歳月を、「リア王」の孤独と日本の近代史に重ね、「昭和」の姿を映す傑作長編。
書誌情報
読み仮名 | リアケノヒトビトシンチョウブンコ |
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発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍 価格 | 605円 |
電子書籍 配信開始日 | 2020/01/31 |