略奪婚の先に幸せはあるのか――。たまたま知った、親友のその後。果して宗助は、彼と会うのか避けるのか。『三四郎』『それから』より続く、漱石前期三部作最終章。
門(新潮文庫)
440円(希望小売価格)
配信開始日:2024/05/31
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親友の安井を裏切り、その妻であった御米(およね)と結ばれた宗助は、その負い目から、父の遺産相続を叔父の意にまかせ、今また、叔父の死により、弟・小六の学費を打ち切られても積極的解決に乗り出すこともなく、社会の罪人として諦めのなかに暮らしている。そんな彼が、思いがけず耳にした安井の消息に心を乱し、救いを求めて禅寺の門をくぐるのだが。『三四郎』『それから』に続く三部作。(解説・柄谷行人)
書誌情報
読み仮名 | モンシンチョウブンコ |
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発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍 価格 | 440円 |
電子書籍 配信開始日 | 2024/05/31 |