智に働けば角(かど)が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角(とかく)に人の世は住みにくい――。かの有名な文言から始まる、絢爛たる文章で綴る漱石初期の名作。
草枕(新潮文庫)
473円(希望小売価格)
配信開始日:2024/05/31
- 電子書籍
- 文庫あり
住みにくい人の世を芸術の力で打破できぬかと思案する青年画家。あるとき温泉場の出戻り娘・那美に惹かれ、絵に描きたいと思うが何か物足りない。やがて彼が見つけた「何か」とは――。豊かな語彙と達意の文章で芸術美の尊さを描く漱石初期の代表作。(「漱石の文学」江藤淳、「『草枕』について」柄谷行人)
書誌情報
読み仮名 | クサマクラシンチョウブンコ |
---|---|
発行形態 | 電子書籍 |
電子書籍 価格 | 473円 |
電子書籍 配信開始日 | 2024/05/31 |