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泰明小学校の「ワタシの一行」

取り組み事例の詳細

『死ぬ』っていうのは、ただ『いなくなる』っていうだけじゃないの。『生きられなくなっちゃう』ってことなの。

『星のかけら』

重松清/著

205ページ

ぼくがこの一行を選んだ理由は、生きていればいろいろなことができたのに、生きられなくなっちゃうことで、どんな夢があっても、たくさんやりたいことがあっても、もう何もできなくなってしまうからです。これを読んで、ぼくは長生きをして夢をかなえたり、やりたいことを全部やってみたいという気持ちになりました。

今井秀真

―わたしには、絶体かなわないよ。

『ツナグ』

辻村深月/著

224ページ

ぼくには、この章の主人公・嵐美砂さんのように親友の御園奈津さんを殺した(と思ってしまった)ことはありません。でも、自分のかんちがいで、大変なことになってしまったことはあります。なので、本当は御園さんが「あらし」と言ったのに、それを「わたし」と聞きまちがえて親友に大変なことをしてしまったと、嵐美砂さんが自分をせめ続ける気持ちがとてもよくわかりました。

向後義樹

俺たちは[機研]だった。[機研]は俺たちのものだった。その時代は消えない。なくならない。思い出せばいつもそこにある。それはなくなったのではなく、宝物になった。

『キケン』

有川浩/著

341ページ

宝物は、物のように形があるものだけではありません。目には見えなくても、生きてきた中での体験や経験も大きな宝物です。学生時代に全力で、本気で、意味など考えずに、毎日無我夢中で何かにぼっとうできたことや、それと一緒に行動できた仲間は一生の宝物だと思うのです。たとえ形には残らなくても、心に深く刻まれて決して忘れない。そんな経験がうらやましいと思いました。僕もこれから中学、高校、大学でそんな仲間や出来事にめぐりあえたらなと、期待で胸がふくらんだ一行です。

佐々木建人

私は、ずっと前に水にこまって島にあがったとき、木の根のちかくをほったら、水が出たことがあります。草の根にちかいところにわりあいいい水があるのではないでしょうか。

『無人島に生きる十六人』

須川邦彦/著

101ページ

この一行をえらんだ理由は、一番ここが「たしかに!」と思ったからでした。もし、この鈴木漁業長がいなかったら、水(清水)がのめなくて、この十六人みんながこの無人島でのどがかわき死んでしまったかもしれません。本当に、鈴木漁業長がいてよかったなと思いました。それから、16人、というか残りの13人のために、榊原運手士、鈴木漁業長、井上水夫長の三人のえらい人が、つかれていて早くねむりたいのに、こうして小声で話し合いをしているのですが、ぼくだったら、とっととねてしまっている、とてもまねできないと思いました。

佐々木福人

そう言いながら、中原千絵子はふと思う。けれど本当に人生が変わったとしたら、それはその本を読んだときではなくて、その本をだれかのために選んだときかもしれない、と。

『さがしもの』

角田光代/著

213-214ページ

本は良くも悪くも人の一生を変えてしまう力を持っています。よく、本を読んだおかげで、自分はこうなれたという話をよく聞きます。ぼくもそんなことを期待して読書をしていますが、自分ではどんな影響を受けたのか気がつかないのかもしれません。他人に本をすすめたり、プレゼントしたりするのは、その本を知りつくしているからできることです。そこには深い思いやりと重い責任がともなうものだということを教えられました。

登張来望

わからない。しかし、どこの国の船であれ、夜半までには沈められてしまうだろう。いずれにせよ、正当性があるのかどうかわからない復讐の共犯者になるよりは、あの船といっしょに海の藻屑になるほうがまだましだ。

『海底二万里(上・下)』

ジュール・ヴェルヌ/著、村松潔/訳

下巻460ページ

ぼくが、この一行を選んだ理由は、読んだときにすごくびっくりしたからです。とくに、「海の藻屑になるほうがまだましだ」という言葉におどろきました。なぜならそれは、共犯者になるくらいなら死んだほうがましだ、ということだからです。そんな強い気持ちが心にのこったので、ぼくはこの一行にしました。

中山一真

いつでも笑顔を絶やさない点だけは気にいった。キャストには重要な素質だ

『ミッキーマウスの憂鬱』

松岡圭祐/著

15ページ

これは、ジャングルクルーズの船長役の採用試験で、主人公の後藤がきんちょうして変な言葉を言って大失敗をしてしまい、試験官たちがかたまっている時に、ある試験官がつぶやいたセリフです。ぼくは、このセリフはこの本の中でたった一つの希望のような気がしたので選びました。それにこの話は、全体的にもめごとや事件が多かったので、最初に出て来たこのセリフが本を読んでいた間じゅうぼくの心の中にひびきわたっていました。

西浦太賀

そして、親子の絆はへその緒でも卵の殻でもないことも分かった。

『卵の緒』

瀬尾まいこ/著

81ページ

この一行を選んだ理由は、ほかの行よりも、家族というつながりがなくとも絆はうまれるということがよくわかる行だったからです。家族がいない人の視点での物語ですが、もし僕に親がいなかったら、と思うとぞっとしてしまいます。それだけ家族は重い存在で、とても大切のないもの、逆にいなくなればかなしくなるもの、ということをあらためてにんしきしました。この文章の人と同じように家族がいない人もいるのだから、家族がいるだけでもいいじゃないか、と思えるようになりました。

野中太陽

無人島に流れ着いた人たちが死んでいったのは、自分はもう帰れないと絶望したのが原因であった。今日からはいつでも強い心で、しかも愉快に男らしく、毎日はずかしくなく、暮らしていかなければならない。

『無人島に生きる十六人』

須川邦彦/著

85ページ

ぼくは週末にボーイスカウト活動をしています。仲間同士で地域の奉仕活動をしたり、キャンプなどの野外活動をしています。去年「十五少年漂流記」を読んで冒険小説がおもしろいと思ったので、今度は本当にあった冒険の話を選びました。  この本を読んで、心に残った場面は三つありました。一つ目は、無人島に着いた時、船長が「この島に住む」と数分もたたないうちに決めた決断力です。ぼくならもっと周りの人たちと相談したりするだろうけれど、船長がすぐに決めたところがかっこいいと思いました。その上、住むという決断を船員のみんなに話したときにはそれぞれの役割分担まで決めていたので、さらに驚きました。ほくもこの船長のようにすばやく役割分担を決められたらいいなと思いました。二つ目は、何かを完成させようとする時にみんなで協力した知恵と努力です。それは見張り山を作るときと井戸掘りの二つの場面で感じました。見張り山を作る時、最初に砂を引っ張って運ぶ代用車を考え出したので、一気に仕事が楽になりました。また、井戸掘りの場面では、のどが渇きながらも掘り続けました。一回目がだめでも二回目をあきらめずに掘り続けます。深く掘ると塩辛くなってしまうことが分かって、掘る場所や深さをみんなで話し合って工夫して掘り続けました。結果としては少し塩辛い水しか出ませんでしたが、あきらめずにいろいろな工夫と努力を続けていたのにはとても感心しました。  三つ目は、四人のリーダーたちが心の土台についで話し合うところです。船長が「今まで無人島に流れ着いた人たちが死んで行ったりしたのはたいがい絶望してしまったのが原因だから、十六人が一つの固まりになっていつでも強い心で、しかも愉快に、ほんとうに男らしく、毎日毎日をはずかしくなく、暮らしていかなけばならない」と言い、運転士、漁業長、水夫長たちも若い人たちが気を落とさないようにしてがんばりますと誓い合いました。ぼくがこの本で一番心に残ったのはこの場面です。

久松俊介

何ということはない、四人の父親たちの声がぴたりと重なったものだ。「おい、由紀夫、助けに来たぞ」

『オー!ファーザー』

伊坂幸太郎/著

505-506ページ

ぼくがこの一行を選んだ理由は、この一行を読んだ時、これで由紀夫は絶対たすかると思いとてもうれしくなったからです。由紀夫がつかまってから、この先いったいどうなってしまうのかハラハラしながら読んでいたので、この一文を読んで心の中で「やった!!」とさけびたくなりました。四人の父親たちの声がぴたりと重なったという所から、いつもはけんかしている四人も、今は由紀夫のために、力と心を合わせていることが伝わってきてとてもよかったです。

三富康平

こら罪人ども。この蜘蛛の糸は己のものだぞ。

『蜘蛛の糸・杜子春』

芥川龍之介/著

12ページ

ぼくがこの一行を選んだのは、自分がもともと罪人であったことを忘れ、自分勝手で思いやりのない心が表れていると思ったからでした。だから、糸も切れてみんなもとの地獄に戻ってしまったのだろうと思いました。もしこの男がこんなことを言わずに、「おい罪人ども、みんなで協力したらどうか。」と呼びかけたら、糸は切れなかったかもしれません。罪人にも人のために優しくなろうとする気持ちが芽生え、みんなが幸せになればいいと思ったかもしれません。人間は一つの種のようなものであり、それが芽生え、思いやり、助け合い、時には反省して、やっと一番大切な存在になるのだなと改めて感じました。

村田元

脳の仕組みを知らずして勉強することは、ルールを知らずしてスポーツの練習に励むことに似ています。

『受験脳の作り方』

池谷裕二/著

5ページ

僕は受験生だ。塾の先生からは耳にタコが出来る程、「この夏休みが勝負ダ」と威されている。だから、最強の勉強法を手に入れるために百冊もの本の中からこの一冊を選んだ。読み始めてすぐに感動的な一行を発見した。そうだ!! 僕は全く脳のルールを理解していない! がむしゃらだけじゃうまくいかないんだ! そして本を読み終えて分かったことがもう一つ、例え効率的な学習方法を身に付けたとしても結局努力なくしては成績は上がらないのだ。やっぱりか……・。どうやら、忘れても忘れてもめげずに僕の海馬に情報を送り続けるしかないらしい。ただ、この一行には勉強にとどまらず、日常生活のあらゆる場面で活用出来る見解が集まっていると感じた。やっぱりスゴイ一行だ。「受験脳」を意識しながら努力を積み重ね来年の受験に自信を持って挑みたい。

吉田涼

まいと一緒に暮らせるのは喜びです。私はいつでもまいのような子が生まれてきてくれたことを感謝していましたから。

『西の魔女が死んだ』

梨木香歩/著

22ページ

例えば友達とけんかをしてしまった時。テストで悪い点数を取った時。何かが上手くいかないときには、自分のことが嫌いになる。他の人がとても優秀に見えて、自分に自信をなくしてしまう。でも、そんな時にこんな言葉を言われたら、ずっと心にあった暗い気持ちが吹き飛んでしまう。どんなにダメな私でも私の事を好きだと思ってくれる人がいる。しかも生まれた事に感謝までしてくれている。それだけで自分の存在が、悪くないんだと思えてくる。誰かが自分を受け入れてくれる。存在全てを受け止めてくれる。こんな素敵な言葉をもらった人は、きっと強く生きていくことができるのだろう。

赤星未来

とにかく、終わりが来るそのときまで、わたしたちは生きていくしかないのだ。

『流れ星が消えないうちに』

橋本紡/著

332ページ

いくら、人生の中で辛いことがあったとしても、それに耐えて、がんばって生きていくしかないのだと気づいた。いじめられたり、友達と別れたりしても、死ぬときまで生きていくしかない。だから希望になることを探す、ということが大切だということにあらためて気づかされた。希望というのは、友達の存在、家族の存在、大きくなれば恋人の存在など、たくさんあるので、辛いことがあっても、大切な仲間の存在に感謝し、生きていることの喜びを感じることが大切だとわかった。

小倉紫花

人間を殺すという行為は世界に溢れているが、本来、それに対して、何をしても、釣り合いを取ることはできないのだろうと思う。穴を埋めることは不可能なのだと思う。

『悪意の手記』

中村文則/著

185ページ

この作品のテーマは、「主人公が犯した殺人」です。死を覚悟するくらいの重い病気にかかり、世界を憎悪。しかし奇跡的に生還した主人公は、自殺をするつもりが親友を殺してしまう。深い苦しみ、孤独を味わい悪魔になろうと決心。自分が人殺しであることをかかえながら、色あせた世界に希望を持たず、興味を持たずに無意味に生きる。最終的に主人公は数年後に自首します。安心しました。このまま話が終っていたら、いくら物語とはいえ、私はいらだっていたと思います。私が選んだ一行は、当たり前のことじゃないか、と思う人もいるでしょう。でもこの話を読んだ私は主人公と同じ気持ちになっていたので心にぐさりと刺さったのです。重かったのですが、とても深い話でいい本に出会えました。

尾前里々花

いい?自信を持つのよ。自分の生き方に。あんたの人生なのよ。先生や、お父さんやお母さんが何と言っても、迷ってはだめ。しくじることを怖がらないで。あんたが自信を持っていれば誰が笑ったて、構やしないわ。

『ふたり』

赤川次郎/著

29ページ

この一行からは、ゆうきをもらえる感じがして、自分もがんばろうという気持ちがもらえました。それに、何回読んでもあきないし、何度も何度も泣かされたお話でした。特に、先生やお父さんお母さんが何と言っても迷ってはだめ、という所にはゆうきをもらいました。なぜかというと、私ははずかしがりや、あまり自信を持って何かをしたり、言ったりできないからです。それで、この言葉を読んだときに、「あのときは、こうすれば良ったな」とか、「ああ言えば良ったな」と思いました。私は、これから自信を持っていろんな事をがんばりたいです。

桂未妃

やってみなきゃわからないでしょ?

『星のかけら』

重松清/著

207ページ

なんでもすぐにはあきらめず、やってみなくてはわからない、ということに、この一行を読んであらためて気づきました。そして、生きているのだからなんでもためしてみなくてはいけないということも、この一行から学びました。だから、私はこの一行を選びました。

神戸絵夢

この世に生きとし生けるもの、それはいかに有害なものであっても、なんらか特別の効験を、この世に与えないものはない。

『ロミオとジュリエット』

シェイクスピア/著、中野好夫/訳

88ページ

この世の中には、どんなに悪い物であっても、何一つとして不必要な物はない、という文に感動したので選びました。私は、バレエをやっています。その中で、「ロミオとジュリエット」の作品を何回か見たことがあります。この物語は、とても純すいな恋の物語です。バレエでのバルコニーのシーンが、私は一番好きです。こんなにもせい実な恋は無いと思います。おたがいがひかれ合うということは、すばらしいことだと私は思っています。

佐藤りおん

富士山に登るべきか登らないべきか、私はずいぶん長い間悩んでいた。静岡県に生まれ、毎日富士山を見て育ってきたのに、まだ一度も登ったことはなかった。

『さくらえび』

さくらももこ/著

172ページ

わたしも、東京に生まれたのに東京タワーに登った事が一度もありません。なぜかと言うと、わたしは高い所が苦手です。だから、登った事がありません。でも、一度ぐらい東京タワーに登って景色を見てみたいと思います。わたしの家のベランダからは、東京タワーが良く見えます。夜になると、イルミネーションがあり赤色や青色になりすごくきれいです。また、出かけた時などに車の窓から東京タワーが大きく見えます。一度も富士山に登った事が無かったんだから、と中であきらめないで登れば良かったと思います。結局さくらももこさんはあまり山に登る事は好きじゃないのかと思いました。

志村梨華

期待をたっぷり含んだ声だった。

『陽だまりの彼女』

越谷オサム/著

190ページ

「この時、真緒は浩介にどのように答えてほしかったのだろう。」と、一しゅん考えた。この本を読み始めてから、そんなふうに考えることが多かった。そんなことを考えているうちに、ふと我に返った。「じゃあ、自分はどんな時に、期待たっぷりの質問をするだろうか」。ごきげんの時、うれしい時、分が良い時、色々ある中で一つだけ深く考えたことがある。自分が良くても相手はどうなのか、自分が期待していた通りにきちんと答えてくれるか。私が相手に「今日のおやつはアイスとせんべい、どっちがいい?」と聞いたとする。私が『手作りの』という言葉をどちらかにつけ加えた場合、相手が親しい人だと、つけ加えた方にすると思う。しかし、今はつけ加えずに言ってみる。そうなると相手が答えるのは二種類ある。本当は「アイス」と答えてほしいのに「せんべい」と答えられたら不きげんになってしまうだろう。読み進めるとその後に答えとなる文章があり読んでみると納得した。本はおもしろいものだと思った。

武井志織

考えているのを邪魔されるのは、首を絞められるより苦しいんだ。数字と愛を交わしているところにずかずか踏み込んでくるなんて、トイレを覗くより失礼じゃないか、君。

『博士の愛した数式』

小川洋子/著

21ページ

この言葉は、博士が考えている所を家政婦さんに邪魔されたときにどなった言葉である。このような言葉を発したときの博士の気持ちはよくわかる。私が問題の解き方を考えている時や複雑な計算をしている時などにかぎって、家族が話しかけてきたり、ちょうせんしていることに失敗した弟があばれ出したりする。そのようなとき、私は大声で「うるさい」とどなり、けんかをしてしまう。なので、博士の言葉にとても感動した。早速、この一行を読んだ次の日、弟が話しかけてきたので、博士の言葉を使った。

藤原由奈

この屍、どうにも手に負えなんだのう。

『黒い雨』

井伏鱒二/著

206ページ

戦争というものは、とてもひさんなものである。私は、まだそのころには生きていなかったが、多くのかく兵器をつかって多くの人をぎせいにするものであることは知っている。私は、毎月ある雑誌をかってよんでいる。たまたま9月は戦争のお話だったのでじっくりよんだ。この雑誌で、あらためて、戦争のおそろしさ、平和の大切さを学んだ。そして、私たちが生きている間にどうか、戦争はおこらないでほしいといのっている。この文からは、手に負えないほど沢山の死者がいることがわかる。このまま平和な世がつづいてほしい。

星野真穂

私が、私一人が戻って、でも、それで終わりじゃないんだからね。

『アクセス』

誉田哲也/著

452ページ

私がこの一行を選んだ理由は、友だちを思いやる気持ちがあらわれてると思ったからです。この小説は“ホラーサスペンス”です。誰かを勧誘すればネットも携帯も無料というプロバイダに登録した高校生たちを奇怪な事件が次々に襲います。自殺、失踪、連続殺人……。でも、それは仮想の世界に行っただけだったのです。恐怖に打ち勝った者だけが現実の世界へもどってこれます。この一行は現実の世界へもどってきた尚美が可奈子に言った言葉です。自分だけが助かって満足するのではなく、まだ助かっていない友だちを助けるために戦おうとする、その姿勢に感動しました。

三好未来

死ぬ人は諦めて死ぬのだ。俺たちは決して諦めない。だから、絶対に死なない

『凍』

沢木耕太郎/著

276ページ

「死ぬ人は諦めて死ぬのだ」という言葉に疑問を感じました。理由は、周りの親せきのおそうしきで顔を見るととてもあきらめた人のような顔ではありません。なかにはこどく死という諦めて亡くなる人もいます。ですが、この「凍」という本は登山家の実話ですが登山家は山をおりたりのぼったりしている時に諦らめるのでしょうか。けど、最後の「俺たちは諦らめない。だから、絶対に死なない」、この言葉は、人を諦めさせない言葉でした。絶対というのは人にとっての希望の言葉でもあるから、この疑問といい言葉が合わさっていて、人への説得力がとてもあると思いました。

山川彩美

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中高生に絶対おすすめ!「厳選」新潮社文庫セレクション

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