山田章博の肉筆コメントが添えられたキャラクター設定画と、アニメ関連商品の美麗なカラーイラスト約150点を収録! 当時を振り返る小野不由美・山田章博の貴重コメントも収載。

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#109 新潮社 総合メールマガジン「Mikazuki」2024/03/29

注目の新刊
ファンを魅了し続ける伝説的アニメ
「十二国記」を彩るアートワーク集!
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『「十二国記」アニメ設定画集』
山田章博/著
山田章博の肉筆コメントが添えられたキャラクター設定画と、アニメ関連商品の美麗なカラーイラスト約150点を収録! また、当時を振り返る小野不由美・山田章博の貴重コメント、久川綾・鈴村健一・岡野浩介・釘宮理恵の声優インタビュー、脚本家・會川昇による寄稿文、制作スタッフインタビューを収載。
[→]刊行によせて小野不由美
【刊行記念】山田章博によるアニメ「十二国記」関連イラスト・設定画の原画展を、全国の丸善ギャラリー7箇所で巡回開催中[→]詳しくはこちら

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話題の本から、Pick Up!
書評・インタビュー
本作の舞台は、ザハ・ハディドの国立競技場が完成し、寛容論が浸透したもう一つの日本。犯罪者に快適な生活を保障する刑務所「シンパシータワートーキョー」の設計に携わる牧名は、その空虚な名称を受け入れられず苦悩していた――。
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『東京都同情塔』
九段理江/著
二人の編集者
談話:九段理江
 受賞会見で話題を呼んだ「全体の5%くらい生成AIの文章を使っている」という発言に踏み込む決定的談話。(編集部)
 私が最初にChatGPTに投げかけた質問はこんなものでした。「毎日が退屈です。レジリエンス(回復力)を高めるにはどうすればよいですか?」。前作「しをかくうま」が芥川賞にノミネートされず、鬱っぽくなっていた時期のことです。
 同じ頃、新潮社の編集者に声をかけられ、食事をすることになりました。文学や建築の話で盛り上がり、その編集者が口にした「アンビルト」という概念にも関心を持ちました。それは楽しい、充実した時間でした。
 ところが食事を終え駅に着くや否や、編集者は「原稿、どうかよろしくお願いします。今日はそれだけ言いに来ました」と言い残し、くるりと背を向けて去って行きました。それだけ言いに来ました……では、この楽しい食事の時間は何だったのだろう。この言葉をどのように受け止めれば良いのだろう……。私は再びChatGPTに問いかけました。[→]全文を読む

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『メンタル脳』
アンデシュ・ハンセン、マッツ・ヴェンブラード/著、久山葉子/訳
脳は「昔のままの世界にいる」
書評:池上彰
 昔に比べれば快適な暮らしができるようになったはずなのに、なぜ私たちは不安に苛まれ、メンタルを病んでしまったりするのだろう。とりわけコロナ禍以降に、精神状態が不安定になった人が増えたという。これは大人の世界ばかりでなく、子どもたちの世界でも同様だ。むしろより深刻かもしれない。
 文部科学省によると、2022年度の小中学校における不登校者数は29万9048人と、ほぼ30万人に達した。これは過去最多。さらに警察庁と厚生労働省の統計によると、2022年の小中高の児童生徒の自殺者数は514人と、こちらもまた過去最多を記録している。[→]全文を読む

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安部公房生誕100年記念 安部公房と私
『箱男』
書評:浅野忠信
 仕事場で自分の存在をスタッフに忘れられることがたまにある。
 例えば雪崩のシーンを撮るために雪の中に埋められ、じっと待っていて他の人からは雪の一部にしか見えていない時とか、アクションシーンのためワイヤーでビルの3階ぐらいの高さに吊るされスタッフの目線に自分がいない時とか、一人全裸で温泉街で待機しカメラやスタッフは遠くにいる時など。
 しかしそういう時は大声で自分の存在をアピールして私のことを忘れないでくれ! と訴えるのだが、このまま黙っていてもいいかも! と思ったのが撮影で段ボール箱に入り、小さな覗き穴からみんなを見ている時だった。[→]全文を読む

この美しいダム湖の底に、忘れてはいけない村の歴史が沈んでいる。
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『この村にとどまる』
マルコ・バルツァーノ/著、関口英子/訳
短評:彩瀬まる
私は「あなた」へ語りかける。私から生まれ、しかし私のことをなにも知らない娘の「あなた」へ。1923年の春、イタリア北部の南チロル地方に暮らす主人公・トリーナは高等学校の卒業試験の勉強をしていた。しかしファシズムの台頭が彼女から言葉と仕事を奪い、さらにはナチズムが故郷の人々を引き裂いた。動乱の中で生き別れとなった娘へ、トリーナは手紙を書き続ける。降り積もった日々の言葉はやがて、歴史の暴力が作り出す膨大な空白をもとらえていく。言葉を支えとし、同時に言葉の無力さを感じたことがある全ての人に贈りたい物語だ。
[→]書評:圧倒的な空白をとらえようとする言葉たち
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