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墳墓記

高村薫/著

2,090円(税込)

発売日:2025/03/26

  • 書籍

遥かな時空を超え、古の文芸の「声」が鮮烈に蘇る。高村文学の極限と愉楽。

能楽師の家に生まれた元・法廷速記者の男は、古稀を迎え、家族や知人の一切と決別し、自死を図った。その長い仮死の夢の世界に、古の文芸の声が次々に蘇る。万葉集、源氏物語、定家、世阿弥……古文と現代文を自在に往還し、ある自死未遂者と古典文芸の精神を共振させ、日本文学の豊穣な可能性を切り拓く。渾身の長編小説。

書誌情報

読み仮名 フンボキ
雑誌から生まれた本 新潮から生まれた本
発行形態 書籍
判型 四六判
頁数 192ページ
ISBN 978-4-10-378411-1
C-CODE 0093
ジャンル 文芸作品
定価 2,090円

著者プロフィール

高村薫

タカムラ・カオル

1953(昭和28)年、大阪市生まれ。作家。1990年『黄金を抱いて翔べ』でデビュー。1993年『マークスの山』で直木賞受賞。著書に『晴子情歌』『新リア王』『太陽を曳く馬』『空海』『土の記』等。

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