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保坂和志×佐々木敦
「〈世界〉への通路としての小説」

保坂和志×佐々木敦「〈世界〉への通路としての小説」 〜『ハレルヤ』(保坂和志著)刊行記念イベント〜

「感動したことを書く、あるいは心が激しく動いたことを書く」。
 保坂和志さんの新刊『ハレルヤ』は、そのような四つの作品からなる短篇小説集です。死は悲しみだけの出来事ではないと教えてくれた片目の猫、花ちゃんとの18年と8ヵ月。その最後の日々を綴った表題作「ハレルヤ」。友だちの葬儀で、彼と過ごした時間の歓びに満たされる川端賞受賞作「こことよそ」――本書収録の各篇には、保坂さんがその時々に感じたこと、考えたことがライブの歌のように響いています。
 批評家の佐々木敦さんは、保坂作品の良き理解者であり、「ハレルヤ」発表時、東京新聞ほかの文芸時評で「この世界に在るということと、この世界が在るということの、矛盾と奇跡の両方が胸に迫ってくる」と評されています。
 猫から〈世界〉への、小説から〈世界〉への通路をいかにして切り開くことができるのか? お二人の対話に、どうぞご期待ください!

開催日時 2018年9月4日(火) 19:00〜20:30(受付開始18:30)
会場 la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko  東京都新宿区矢来町67
(東京メトロ東西線神楽坂駅矢来口出てすぐ)
問い合わせ先 新潮社ラカグ室
fax:03-3266-7185 E-mail:sokoinfo@shinchosha.co.jp
URL 詳細はこちらをご覧ください。
備考 〈チケット〉
■2,000円/自由席
■1,800円/自由席(神楽坂ブッククラブ会員限定)

※トーク終了後、保坂和志さんの『ハレルヤ』のサイン会を行います。書籍は会場でも販売いたします。佐々木敦さんについてもサイン会を行います。なお時間の都合上、サインは1著者につきお1人様1冊とさせていただきます。予めご了承ください。
※ご購入いただいたチケットは理由の如何を問わず、取替・変更・キャンセルはできません。ご了承ください。
※開場は開演の30分前です。

著者紹介

保坂和志ホサカ・カズシ

1956(昭和31)年生れ。1990(平成2)年、『プレーンソング』でデビュー。1993年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、1995年『この人の閾(いき)』で芥川賞、1997年『季節の記憶』で谷崎潤一郎賞、2013年『未明の闘争』で野間文芸賞を受賞。他の作品に『残響』『カンバセイション・ピース』『猫がこなくなった』『書きあぐねている人のための小説入門』『小説の自由』三部作、絵本『チャーちゃん』など。

佐々木敦ササキ・アツシ

1964年生まれ。著述家。音楽レーベルHEADZ主宰。文学、音楽、演劇、映画ほか、諸ジャンルを貫通する批評活動を行う。『批評時空間』『あなたは今、この文章を読んでいる。』『シチュエーションズ』『未知との遭遇』『即興の解体/懐胎』『ニッポンの思想』『テクノイズ・マテリアリズム』『ゴダール原論』など著書多数。2020年、「批評家卒業」を宣言。同年4月号の「新潮」に初の小説「半睡」を発表した。

書籍紹介