ホーム > ニュース > 小池真理子×最相葉月「こころの治療 ときどき愛する猫の話」 〜『モンローが死んだ日』(小池真理子著)文庫化記念イベント〜

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小池真理子×最相葉月
「こころの治療 ときどき愛する猫の話」

小池真理子×最相葉月「こころの治療 ときどき愛する猫の話」 〜『モンローが死んだ日』(小池真理子著)文庫化記念イベント〜

「私が愛した男は誰だったのか?」
軽井沢にほど近い静かな森の一画。2匹の猫と暮らす59歳の幸村鏡子は、夫を亡くして以来、心身の不調に悩んでいた。意を決して受診したクリニックで、独身で年下の精神科医と出会う。距離を縮め合い、幸福な時を紡ごうとしていた矢先、彼は姿を消した……。それぞれの孤独を生きる男女の心の揺れを描き、現代人の心の奥底に潜む謎を追った小池真理子さんの濃密な心理サスペンス『モンローが死んだ日』。本作の文庫刊行を記念して、トークイベントを開催します。
お相手は、ノンフィクションライターの最相葉月さん。小池さんのサイン会に参加したこともあるという、小池作品の良き理解者で本作文庫の解説も書かれました。最相さんは2014年に、膨大な取材と証言を通して心の治療の在り方を描いた大作ノンフィクション『セラピスト』を発表されています。
今を生きる人たちが、大なり小なり抱えている喪失感、絶望、孤独感……。その殻をどう打ち破ればいいのか。お二人の対談をお聞きいただければ、何らかの解決方法を見つけられるかもしれません。どうぞ、お聴き逃しなく!
そして、本作の中で重要な役割をはたしているのが2匹の猫。大の猫好きであるお二人による猫の話も、お楽しみに。

開催日時 2018年11月28日(水)19:00〜20:30(受付開始18:30)
会場 la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko  東京都新宿区矢来町67
(東京メトロ東西線神楽坂駅矢来口出てすぐ)
問い合わせ先 新潮社ラカグ室
fax:03-3266-7185 E-mail:sokoinfo@shinchosha.co.jp
URL 詳細はこちらをご覧ください。
備考 〈チケット〉
■2,000円/自由席
■1,800円/自由席(神楽坂ブック倶楽部会員限定)

※トーク終了後、小池真理子さんの『モンローが死んだ日』文庫版を対象にしたサイン会を行います。書籍は会場でも販売いたします。また、最相葉月さんについても会場で書籍を購入された方を対象にサイン会を行います。サインは1著者につきお1人様1冊とさせていただきます。予めご了承ください。
※『モンローが死んだ日』は来年1月にNHK BSプレミアムでドラマ化されます。鈴木京香さん、草刈正雄さんなど豪華メンバーが出演されるドラマもご期待ください。
※ご購入いただいたチケットは理由の如何を問わず、取替・変更・キャンセルはできません。ご了承ください。
※開場は開演の30分前です。

著者紹介

小池真理子コイケ・マリコ

1952(昭和27)年、東京生れ。成蹊大学文学部卒業。1995(平成7)年『恋』で直木賞、1998年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、『無花果の森』で2011年度芸術選奨文部科学大臣賞、2013年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞を受賞した。代表的な長編作品に『狂王の庭』『虚無のオペラ』『瑠璃の海』『望みは何と訊かれたら』『神よ憐れみたまえ』がある一方、短編の名手としても知られ、『水無月の墓』『夜の寝覚め』『雪ひらく』『玉虫と十一の掌篇小説』『Kiss』といった短編集も多数発表している。また、エッセイ集に『月夜の森の梟』などがある。

最相葉月サイショウ・ハヅキ

1963(昭和38)年、東京生れの神戸育ち。関西学院大学法学部卒業。科学技術と人間の関係性、スポーツ、精神医療などをテーマに執筆活動を展開。著書に『絶対音感』(小学館ノンフィクション大賞)『青いバラ』『東京大学応援部物語』『ビヨンド・エジソン』『最相葉月 仕事の手帳』『ナグネ――中国朝鮮族の友と日本』『辛口サイショーの人生案内』など多数。『星新一』にて大佛次郎賞、講談社ノンフィクション賞、日本SF大賞、日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、星雲賞(ノンフィクション部門)を受賞。

書籍紹介