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小林秀雄と人生を読む夕べ【その9】
学問のよろこび:「信ずることと知ること」
(第3回/全3回)

小林秀雄と人生を読む夕べ【その9】学問のよろこび:「信ずることと知ること」(第3回/全3回)

日本の近代批評の創始者・確立者として大きな足跡を残した小林秀雄は、深い思索と気風(きっぷ)のよい文章で、人生の教師としても仰がれ慕われました。その小林秀雄の主要な作品を順次取り上げ、小林秀雄とともに人生を読み味わっていく集いです。

ご案内は、編集担当者として小林秀雄にじかに接していた新潮社の元編集者、池田雅延です。
前半50分は各回の対象作品について池田氏がお話しします。後半40分は出席者全員での茶話会とし、池田氏が質問にお答えしたりしながら小林秀雄をより身近に感じるひとときを過ごします。

講座「小林秀雄と人生を読む夕べ」、10月から始まったシリーズは<学問のよろこび>です。
12月20日開催の第3回は「信ずることと知ること」を取り上げます。本作品は、小林氏による若者たちへの講演が基になっています。昭和30年代のはじめから、夏に九州で国民文化研究会の主催による学生青年合宿教室がひらかれていました。小林氏はそこへ、都合5回にわたって出かけ、全国から集まった数百人の若者たちに語りかけました。そして、49年に鹿児島県霧島で行った講演をまとめたものが本作品になります。
この中で小林氏は、現代人は超能力や超自然的といわれる出来事について聞かされると、嘲笑するか無視するか、いずれにしても真面目に向きあおうとしない、そういう態度はいけないと言い、小林氏が終生敬愛したフランスの哲学者ベルクソンの講演「生きている人のまぼろしと心霊研究」や、民俗学者・柳田國男の「故郷七十年」「山の人生」を引いて、私たちはこういう現象にどう向きあうべきかを語りました。ラカグでの講座では、その意味を深く掘り下げていきます。

ラカグがオープンして以来、4年以上にわたり続いてきた本講座ですが、いったんここで終了となります。リニューアル後のラカグでの開催は、現段階では決まっておりません。ぜひ今回、ご参加ください。

開催日時 2018年12月20日(木) 18:50〜20:30(受付開始18:30)
会場 la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko  東京都新宿区矢来町67
(東京メトロ東西線神楽坂駅矢来口出てすぐ)
問い合わせ先 新潮社ラカグ室
fax:03-3266-7185 E-mail:sokoinfo@shinchosha.co.jp
URL 詳細はこちらをご覧ください。
備考 〈チケット〉
■3,000円/第2回チケット(茶菓つき)
■2,800円/第2回神楽坂ブック倶楽部会員限定(茶菓つき)

※購入されたチケットは理由の如何を問わず、取替・変更・キャンセルはできません。ご了承ください。
※開場は開演の20分前です。

著者紹介

小林秀雄コバヤシ・ヒデオ

(1902-1983)東京生れ。東京帝大仏文科卒。1929(昭和4)年、「様々なる意匠」が「改造」誌の懸賞評論二席入選。以後、「アシルと亀の子」はじめ、独創的な批評活動に入り、『私小説論』『ドストエフスキイの生活』等を刊行。戦中は「無常という事」以下、古典に関する随想を手がけ、終戦の翌年「モオツァルト」を発表。1967年、文化勲章受章。連載11年に及ぶ晩年の大作『本居宣長』(1977年刊)で日本文学大賞受賞。

池田雅延イケダ・マサノブ

昭和45年、新潮社に入り、「本居宣長」をはじめとする書籍の編集を通じて小林秀雄の肉声を聞き続けた。小林亡き後も第5次、第6次「小林秀雄全集」を編集、第6次全集では本文を新字体・新かなづかいで組み、全作品に脚注を施すなどの新機軸を打ち出した。