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いま注目の1冊!
愛犬が飼い主を救うために転生を繰り返す――そんな犬好きにはたまらないストーリーで、世界中で大ヒットした映画「僕のワンダフル・ライフ」(原作は『野良犬トビーの愛すべき転生』新潮文庫)の続編『僕のワンダフル・ジャーニー』が九月に全国公開されます。
映画に先立って、同タイトルの原作本が好評発売中です。今作も全編が一匹の犬の目線で描かれており、物語の冒頭ではラブラドールの老犬ですが、病気や事故で亡くなるたびに犬種が変わって再生します。何と言っても犬ですから基本は食いしん坊で遊ぶことが大好きなのですが、この子が賢いのは自分が生まれ変わる理由を考え続けること、そしてある“犬生”で習得した知識や技術を次の世でも活かせることです。
今回の飼い主は前作の主人公の孫娘で、赤ん坊の時に出会って以来ずっと寄り添いつづけ、毒親的な母親のせいで苦難だらけの彼女の人生に、救いと希望をもたらします。そして、吐息の匂いで癌であることを見抜く癌探知犬から、ホスピスで死期が迫る人々を癒すセラピードッグへと生まれ変わっていきます。
そんなワンダフル・ジャーニーの結末は――愛犬家ならずとも涙が溢れ、幸福感に包まれるラストをぜひ味わってください。
著者紹介
W・ブルース・キャメロンCameron,W.Bruce
1960年米ミシガン州生まれ。カリフォルニア在住。NSNC(全米新聞コラムニスト協会)により、最優秀ユーモア・コラムニストに選出される。著書に『男性改造プロジェクト』『ウチの娘に手を出すな!』『野良犬トビーの愛すべき転生』『僕のワンダフル・ジャーニー』『名犬ベラの650kmの帰宅』などがある。その他の著書に“A Dog s Promise”など。
青木多香子アオキ・タカコ
兵庫県出身。『がんは癒される』『ネコの健康ガイド』『ネコのないしょ話』『ペットのことばが聞こえますか』『ホワイトハウスのペット探偵』『野良犬トビーの愛すべき転生』など訳書多数。4匹の猫と同居中。